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昨季ウエスト決勝の再戦!レイカーズを警戒するナゲッツ、主砲ヨキッチは「おそらく最もタフなシリーズになるだろう」<DUNKSHOOT>

THE DIGEST

昨季ウエスト決勝の再戦!レイカーズを警戒するナゲッツ、主砲ヨキッチは「おそらく最もタフなシリーズになるだろう」<DUNKSHOOT>(C)THE DIGEST
 現地時間4月16日に行なわれたプレーイン・ゲームで、ロサンゼルス・レイカーズがニューオリンズ・ペリカンズに110-106で勝利し、ウエスタン・カンファレンスの第7シードを手に入れた。

 この結果により、レイカーズは今季ウエスタン・カンファレンス2位ならびにフランチャイズ記録に並ぶ57勝25敗を残したデンバー・ナゲッツと、20日に幕を開けるファーストラウンドで対戦することが決定した。

「我々は昨年彼らをスウィープした。今年も(シーズンで)スウィープしたんだ。相手はハングリーに、すごくいいプレーをして向かってくる。立場を逆転したいからね。このチームの選手たちはそのことを十分理解している」

 昨季王者を率いるマイケル・マローンHC(ヘッドコーチ)は、7位決定戦の結果を受けてそう発言していた。事実、ナゲッツは昨季のカンファレンス・ファイナルで4戦全勝、今季もレギュラーシーズンで3戦無敗とレイカーズに対して勝ち続けている。
  とはいえ、昨季のプレーオフのシリーズでは4試合のうち3試合が6点差以内で決着。レイカーズがリードする場面もあったが、終盤の攻防をナゲッツが制して白星を手にしていた。大黒柱のニコラ・ヨキッチは決して簡単なシリーズではなかったと振り返る。

「昨年のプレーオフのシリーズではどの試合も本当にタフだった。(今年は)僕がここへ来てから、おそらく最もタフなシリーズになるだろうね。昨年僕らが4-0で倒したけど、彼らは本当にタレントが揃ったチーム。(昨季終了後から)何人か戻って見事にいいチームを作り上げている。僕は彼らのことをものすごくリスペクトしている。面白いシリーズになると思っているよ」

 レイカーズはレブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスのオールスターデュオに加え、ディアンジェロ・ラッセル、オースティン・リーブス、八村塁といった平均2桁得点を計算できる5人でスターターを形成。ベンチにはトーリアン・プリンスやスペンサー・ディンウィディー、ゲイブ・ヴィンセント、ジャクソン・ヘイズら実力者が控えている。 なかでも現役最年長の39歳で、キャリア21年目のレブロンはNBA歴代トップ(282試合)のプレーオフ出場経験を持つ。「21年目なんだ。でもあの男は向上し続けている。疲れてくれるといいんだがね。疲弊してくれることを願うよ。だがレブロン・ジェームズがスローダウンしている兆候は全くない」とマローンHCは警戒を強める。

 ナゲッツの特徴はヨキッチとジャマール・マレーが繰り出す絶妙な2メンプレー。そこにアーロン・ゴードンがダンカーズスポットへカッティングして豪快なフィニッシュ、あるいはマイケル・ポーターJr.やケンテイビアス・コールドウェル・ポープが外から援護射撃する。今季この5選手が先発出場した試合では37勝11敗、勝率77.1%を誇る。

 ベンチにはベテランのレジー・ジャクソンとディアンドレ・ジョーダン、ジャスティン・ホリデー、若手のクリスチャン・ブラウン、ペイトン・ワトソンが控えるが、何よりも昨年のプレーオフを制した経験がナゲッツの強みだ。
  昨年のシリーズで両チーム最多の平均32.5点に6.3リバウンド、5.3アシスト、2.75スティールの大暴れを見せたマレーは、連覇に向けて自信を覗かせていた。

「どうして僕らにはできないと思うのか、自分にはわからないね。僕は自分たちとこのグループに自信がある。自分自身に対してもすごく自信を持っているんだ。ジョーカー(ヨキッチ)にもね」

 プレーオフは4戦先勝のシリーズのため、1試合の結果で勝ち上がりが決まるわけではない。だがリベンジを狙うレイカーズとしては昨季との違いを見せたいはずだけに、20日(日本時間21日)の初戦は両チームにとって非常に重要な一戦となるだろう。

文●秋山裕之(フリーライター)
 
   

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