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山の事故の恐怖を煽る「遭難系動画」YouTubeチャンネルに「単なる再生回数稼ぎ」の非難

アサ芸Biz

 最近、YouTubeにやたらと増えている「遭難系動画」にハマる人が増えている。

遭難系動画」とは過去に起きた山の遭難事故を取り上げ紹介する内容で、タイトルには「25日後遺体で発見」「18人中8人死亡」「700M滑落死」などといった仰々しいタイトルで視聴者の恐怖を煽っている。チャンネルの説明欄には、「過去の事例を知り、事故防止に役立てていただくことを目的とする」などと記されているが、一部からは「事故の悲惨さを無駄に煽っている」と非難の声も上がっており、賛否両論が飛び交っている。

 山岳ライターが語る。

遭難系動画で紹介されている事故事例は、登山のリスクや安全意識を高めるためには有益なのですが、“悲劇”“あとは死を待つのみ”などとやたらと事故の悲惨さを煽り、再生数を稼ごうとしていることから、非難の声も少なくない。実際、事故に遭った人の家族が見たら腸が煮えくりかえる思いでしょう。また、許可なく写真や動画が盗用されている事例も少なくなく、こちらも問題視されています」

 現在、遭難系動画のチャンネルは20以上運営され、どれも昨年秋頃からスタートしている。イラストを使い、ナレーションソフトが事故を解説する番組構成はどれもほとんど一緒。どうやらチャンネルの制作マニュアルが流通しており、チャンネル自体が売りに出されて商材になっている可能性もありそうだ。

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 もし本当に危険を知る意味で山岳遭難を知りたいのであれば、登山専門の出版社から遭難ドキュメントがいくつも発売されている。まずはそれらを手に取ってみたらいかがだろうか。

ケン高田

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