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米国訪問“国賓待遇のおもてなし”で岸田総理が持ち帰った「対中国」の厄介過ぎる土産

アサ芸Biz

 4月半ば、岸田文雄総理が米国を訪問したが、今回の訪問で岸田総理は国賓級のおもてなしを受け、ホワイトハウスでの日米会談後にレストランへ向かう際は、大統領専用車のビーストに乗車。公式晩餐会ではクリントン元大統領夫妻など200人あまりが参加し、歓迎パーティーが盛大に行われた。日本国内では岸田政権への不支持が拡大していることから、久しぶりに居心地がいい空間を堪能できたことだろう。

 今回の岸田総理の訪問で、バイデン大統領は防衛協力の強化について「日米同盟が発足して以来、最も重要なアップデートだ」と豪語した。まさに相思相愛の日米関係のように映る。

 しかし、今回の扱いからは、米国の“本音”が見え隠れする。ロシアによるウクライナ侵攻直前、バイデン政権はウクライナに米軍を派遣することはないと表明、最近のイスラエルとイランを巡る緊張でも、イスラエルに米国が対イランで攻撃に加わることはしないと発表しており、外国の紛争に極力介入したくない。

 一方、アメリカファーストに撤するトランプ氏は、24時間以内にウクライナ戦争を終わらせる、最優先でウクライナへの支援を止める、NATO加盟の欧州諸国が防衛費に十分なお金を充てないなら米国は守らない、などと発言。それが米国民から好意的に受け止められているため、再選を考えるバイデン大統領としては同じような姿勢を取らざるを得ない。

 バイデン大統領が「最も重要なアップデート」と豪語した背景には、米国単独では中国の海洋進出や軍事的威嚇を止めることはできないので、それらを極力抑える意味で日本に頑張ってもらいたいとの本音がある。米国は中国が太平洋に進出してくることを強く警戒しており、日本は地政学的にも米国にとって重要な場所にあるのだ。

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 おそらく、台湾有事が勃発した際にも、米国はこれまで以上に日本に積極的な役割を求めてくるだろう。台湾防衛に米軍が台湾軍とともに頑張っている最中、自衛隊はそれを見ているだけでいられるだろうか。今回の会談で岸田総理は、個人としては国賓級の待遇を受けたが、日本国家にとっては極めて重い意味があろう。

北島豊

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