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メジャー初出場でいきなりマスターズ単独2位! 昨年プロ転向を果たしたラドビッグ・アバーグのスウィングをAIで分析

みんなのゴルフダイジェスト

メジャー初出場でいきなりマスターズ単独2位! 昨年プロ転向を果たしたラドビッグ・アバーグのスウィングをAIで分析(C)みんなのゴルフダイジェスト

そして切り返し(P5)~インパクト(P7)を見てみましょう。P5のポジションでは胸も骨盤もまだ左に動き続けています。胸の左右移動量(アドレスを0とする)を表す「CHEST SWAY」は+8.5cm左、骨盤の左右移動量を表す「PELVIS SWAY」は+5.4㎝左と、それぞれ左に動いていますが、インパクトでは胸が+1.9㎝左、骨盤が+12.2㎝左と、骨盤は左に動き続けているのに対して胸はインパクトにかけて右に戻ってアドレスに近い位置にいるのがわかります。

私がアマチュアの方に参考にして頂きたいポイントは、この切り返しからインパクトにかけての胸の左右の動き方です。アマチュアの方に多い胸の動きのエラーには、まず切り返しであまりに早く胸を右に残し過ぎて右肩が下がり、過度なインサイドアウト軌道で右プッシュやチーピン、あるいはドライバーでのダフリといったミスに悩むケースがあります。このケースの方はトップから切り返しでは、まず一旦左足に体重を乗せる意識を持つと良いでしょう。例えば片足立ちのドリルなら「左足1本だけ立って打つ」ドリルが有効です。左足1本ドリルでは、胸が右に戻ると右足側にバランスを崩しますので、左足の上に胸を残す意識で練習しましょう。

もう1つのエラーには、切り返しからインパクトにかけて胸が左にずっと動き続けてしまう「突っ込み」によって、過度なアウトサイドイン軌道やスライス、あるいはテンプラやトップといったミスに悩むケースがあります。このケースの方には逆に「右足1本だけ立って打つ」ドリルが有効です。右足1本ドリルでは胸が左に突っ込んでしまうと、インパクト以降で必ず左足側にバランスを崩しますので、右足の上に胸を残す意識を持つと良いでしょう。

今回はラドビッグ・アバーグのドライバースウィングを分析させて頂きました。マスターズの前週に行われたバレロ・テキサス・オープンではティーショットでドライバーのヘッドが吹っ飛び、そのショットが何と1オンするなど、2週続けて話題を提供してくれたアバーグ。これからメジャーでどんな活躍を見せてくれるのでしょうかまた楽しみな選手が現れましたね!

「Pシステム」一覧表

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P1:アドレス
P2:シャフトが地面と平行
P3:腕が地面と平行
P4:トップ
P5:腕が地面と平行
P6:シャフトが地面と平行
P7:インパクト
P8:シャフトが地面と平行
P9:腕が地面と平行
P10:フィニッシュ

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PHOTO/Blue Sky Photos

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