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経験豊富なドライバー、それとも新進気鋭の若手? メルセデスF1の不調、ハミルトン後任獲得にも影響か

motorsport.com 日本版

経験豊富なドライバー、それとも新進気鋭の若手? メルセデスF1の不調、ハミルトン後任獲得にも影響か(C)motorsport.com 日本版
 ルイス・ハミルトンが2025年からフェラーリへ移籍することを決めたことで、メルセデスはジョージ・ラッセルの新しいチームメイト探しを行なっている。ただ、チームの戦闘力が低下していることから、来季に向けたドライバー選びの方向性が定まっていないとトト・ウルフ代表は明かした。

 メルセデスが2025年に向けて取ることができるアプローチはふたつ。つまり経験豊富なドライバーを獲得して追い上げを図るか、育成の新星アンドレア・キミ・アントネッリを昇格させてF1に適応させるかだ。

 経験豊富なドライバーという点では、レッドブルのマックス・フェルスタッペンや現在はF1を離れたセバスチャン・ベッテルの獲得が噂となっている。ただ彼らを説得できるかどうかは、現在のパフォーマンスレベルを上げられるかどうかにかかっているとメルセデスも充分理解している。

 スター選手を納得させることが難しいという状況から、メルセデスがアントネッリを選ぶ方向に傾く可能性もある。というのも、最初から勝利をもたらせなければいけないというプレッシャーはなく、チームとしても若手に時間を与えることができるからだ。

 ただウルフ代表は、その決断がそれほど明白だとは考えていない。

「ドライバーの決定について聞かれると、色々な角度から見ることができると思う」とウルフ代表は言う。

「我々は自分たちが再建段階にあると考えている。このレギュレーションが始まって3年が経った今、我々はこれまでとは違うやり方をしなければならないというのを知っておく必要がある。我々が良いと信じているやり方を投げ出すことなくね」

「若いドライバーを起用して、すぐに勝利を争うよりもプレッシャーが少ない状態でチャンスを与えることもできるし、経験豊富なドライバーを起用することで、現在の成績から抜け出すのを助けてくれるかもしれない」

 アントネッリはメルセデス育成ドライバーとして、2024年はF3を“飛び級”してFIA F2に参戦中。メルセデスは彼を起用するかどうかの決定を急ぐ必要はなく、フェルスタッペンをはじめ他の選択肢が今後どうなるかを見守ることができる。

 興味深いことに、メルセデスはアントネッリにF1マシンのドライブに慣れてもらうため、今年はプライベートテストの日数を増やしている。

 F1中国GPの前にアントネッリは、オーストリアのレッドブルリンクにて2021年マシンW12でF1マシンの初ドライブを行なう。チームはアントネッリがそこでどのようなパフォーマンスを発揮するのかを見ようとしている。

 アントネッリの計画について、ウルフ代表は次のように説明した。

「キミがF1をドライブするというプログラムは長い時間をかけて行なわれてきたことだし、ここ数週間は大きな変化もない」

「我々が行なった変更は、日数を増やしたことだけだ。来年、彼がF1マシンに乗るかどうかは別として、今後数ヵ月の間に(F1プライベートテスト)プログラムが実施されるところを目にするだろう」

「我々は彼がF1マシンに慣れるために、数日間(のテスト)を行なうつもりだ。彼はオーストリアで初めて2021年マシンをドライブする。(現行レギュレーション初年度の)2022年マシンに乗せる前に、本当に良いマシンがどのような感じなのかを感じてもらいたいのだ!」

「彼がF1マシンでどのような走りができるのか是非見たいと考えている。(フェラーリのリザーブドライバーで代役参戦を果たした)オリバー・ベアマンのサウジアラビアでの競争力は見ていて新鮮だった」

「フリー走行なし(正確には1回)、高速かつ複雑なコースでも彼は速さを見せた。だからキミも上手くやってくれるはずだ」
 
   

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