MotoGP第3戦アメリカズGPの決勝レースで3位となったドゥカティのエネア・バスティアニーニは、チャンスを活かすためにレース中タイヤを温存しながら走っていたと振り返った。
バスティアニーニは昨年のアメリカズGPを欠場したため、今年が2年ぶりの参加となった。にもかかわらず予選では5番手を確保し、スプリントレースは6位フィニッシュと、安定して上位につけ、決勝レースを迎えた。
決勝レースでは序盤から中盤にかけて、トップ争いには加われない状況が続いたが、終盤にかけてポジションを挽回。チームメイトのフランチェスコ・バニャイヤ、そしてホルヘ・マルティン(プラマック)を追い抜いていき、3位を獲得した。
バスティアニーニは決勝レースではバニャイヤやマルティンと同じようにリヤにソフトタイヤを選択していたが、これを温存して周回を重ね、終盤にアタックを仕掛ける戦略を採っていたと語った。
「今週末には満足できると思う」
バスティアニーニはMotoGP.comにそう語った。
「昨日(スプリントレース)はレース中にかなりミスをしてしまったから、全くポジティブな1日じゃなかった。それに自信もあまりなかったんだ。でも今日は、何かが変わって、タイヤも良い感じだったんだ」
「スタートを切ったときは、自分自身に前に出ていこうと言い聞かせていたんだけど、ミスをしてしまって他のライダーにレース前半に追い抜かれてしまった」
「僕はリヤにソフトタイヤを選んでいたから、落ち着いて、自制することが必要だった。そしてレース残り7~8周でアタックしようとしたんだ」
「ホルヘを追い抜くのはかなり大変だった。残り2周しか無かった」
「とても良いバトルだったよ。彼のライディングを見て、自分の問題をいくつか解決できた。彼の近くで走って追い抜きを仕掛けられたのは良かったね」
「COTAで表彰台に上ることは、重要なことだった。ここは僕の大好きなコースのひとつだし、昨年は欠場してしまった場所だからね」
【MotoGP】アメリカズ3位のバスティアニーニ、タイヤ温存戦略がハマる「今週末には満足。マルティンとも良いバトルだった」
2024年4月17日