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阪神・中野拓夢 名手の牙城を崩した二塁守備 「連続して獲るのが大事だと思っています」/○○で魅せる!

週刊ベースボールONLINE


2年連続でゴールデン・グラブ賞を狙う中野

 岡田彰布監督が「守り勝った」とコメントしたのは、4月3日のDeNA戦(京セラドーム)で今シーズン、チームに2勝目をもたらした試合後のことだった。

 開幕から重苦しい戦いが続いたが、中野拓夢、木浪聖也の二遊間コンビで1試合2併殺を成立させて、リズムをつくり、逆転勝ちに導いた。まさに日本一を遂げた昨年の「投手中心の守りの野球」を再現した。

 二塁転向から2年目、新選手会長の中野拓夢は「チームを引っ張っていけるような成績を残しながら連覇に貢献したい」と力を込める。

 遊撃からコンバートされた昨年は、二塁でのゴールデン・グラブ賞を受賞。二塁のポジションでは10年連続で受賞していた広島・菊池涼介の牙城を崩した形だった。

 中野=143試合、1288イニング出場、守備機会779、失策9、守備率.988。

 菊池=116試合、965イニング出場、守備機会550、失策3、守備率.995。

 卓越した守備力で評価される同賞を競った2人は、土のグラウンドが本拠で、あらゆる環境に対応してきた。今季はDeNAの牧秀悟らも含めて争われる。

 中野の失策は8個までが甲子園で犯したものだから、本人は「そこはもう少しこだわりたい」と自分と向き合う時間をつくっていくつもりだ。

 ゴールデン・グラブ賞については「連続して獲るのが大事だと思っています」ときっぱり。「連覇できるのは自分たちだけ」とさらに安定感を求めていく。

写真=BBM
 
   

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