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「異種族が共存するクラス」転校生の“メデューサ”は“二口女”と友達に!「違い」を誰も気にしない平和な世界に反響続々【作者に聞く】

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『スティアの魔女』や『ドラゴン養ってください』などの作品で知られる牧瀬初雲(@makkyisu1)さんの創作漫画「転校生メデューサと二口女」が話題だ。さまざまな妖怪や亜人種たちが当たり前に暮らす世界を舞台に、日本の高校に転校してきた怪物“メデューサ”や前の席に座る妖怪“二口女”らの日常を描いた本作は、読者からさまざまなコメントが寄せられている。本作について、作者の牧瀬初雲さんに話を伺った。


■「みんなが“お互いの違い”を受け入れているという描き方をしています」

本作は連載がはじまる前から個人制作としてSNS上で発表されており、修正を加えた総集編も個人で刊行している人気シリーズだ。牧瀬さんは、「描き始めたのは3年ほど前の2020年ごろです。Twitterなどで定期的に漫画を更新できればいいなと思い、描き始めたのがこのシリーズでした。もともと妖怪や人外などが好きだったので、それらを題材にした作品を描きました」と創作のきっかけを語る。

物語の中心となるメデューサ「メディ」と二口女「告」のキャラクターについては、「お話を作るうえで、対照的な部分が多いキャラクター二人というのはやはりかなり動かしやすい形です。そこで、クールっぽいけどどこか抜けているメディと、明るくて人当たりのいい告というキャラクターが生まれました。

二口女については、この作品より前に『学校で妖怪たちが談笑している』一枚絵を描いていて、その中で描いた二口女を気に入ったので、主人公の一人に選んだ経緯があります。メデューサは、たまたま見かけた別の漫画からインスピレーションを得た感じですね」と、誕生秘話を明かしてくれた。

メディと告だけでなく、さまざまな異種族が登場することも魅力的な本作。そうした世界観を描く上で意識したことを尋ねると、「こういった作品でテーマとされるのが多いことに『異種族ゆえの身体的特徴の差異』があると思うのですが、あまりそこを描きすぎると結構シビアな方向に話を持っていかれやすいので、僕の描く世界はみんなが『お互いの違い』を受け入れているといったような描き方をしています。

この作品ではあんまり暗い話は描きたくないので、違うことが当たり前で、体の特徴に触れることはあってもそれがネガティブな話にはいかないようにしています」とのこと。現実世界においても、それぞれの「違い」を冷静に受け止め共存できる優しさを持ち合わせたいものだ。



取材協力:牧瀬初雲(@makkyisu1)
 
   

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