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北海道の花見は雪中行軍なみの寒さだった…春だからって薄着は厳禁――仰天ニュース・お花見トップ3

日刊SPA!

大事件ばかりがニュースではない。身近で巻起こった仰天ニュースを厳選、「お花見」にまつわる記事に注目し反響の大きかったトップ3を発表。今回は番外編で驚きの記事を紹介!(集計期間は2018年1月~2023年12月まで。初公開2019年4月5日 記事は取材時の状況) *  *  *

 例年よりも早かった昨年に比べ、今年の桜の開花時期は全国的に例年並みとなる見込み。地域によってすでに花見を楽しんだ人もいれば、これから予定しているという人もいるだろう。

 だが、春といっても気温が日中20度を超す陽気な日もあれば、冬に逆戻りしたような寒い日もある。空調機器メーカーに勤める佐野和之さん(仮名・31歳)は数年前、転勤先の同僚が自身の歓迎会を兼ねたお花見を開いてくれたとか。

◆地元では当たり前、ヨソ者には違和感だったGW中のお花見

 だが、今まで参加したどのお花見とも違う、いろんな意味で忘れらない思い出になったという。

「転勤したのが北海道だったため、開催したのはGW突入後の4月末。そんな時期に花見なんてしたことがなかったからメチャクチャ違和感がありましたね(笑)」

 訪れたのは札幌から車で2時間ほどの場所にある静内二十間道路。3000本ものエゾヤマザクラなどが約7kmにわたってあり、桜並木としては日本一の規模を誇る。“さくら名所100選”にも選ばれている道内を代表するお花見の名所だ。

「確かに、一直線の道路に等間隔に並んだ桜が咲いていて、まさに絶景と呼ぶにふさわしいものでした。ただ、近くの日高山脈から吹き下ろす風がものすごく冷たいんです。一応、ダウンジャケットの中にヒートテックとセーターを着ていましたけど、ここで本当に花見をするの? って思いましたね。でも、自分が主賓だから文句は言えない。これからの転勤先での円滑な人間関係を築くためにも嫌な顔は絶対にできませんでした」

◆寒かったはずなのに酔いが回ってシャツ1枚に

 ちなみに佐野さんは大の寒がり。この日は特に冷え込みが厳しかったわけではなく、気温は平年並みだったがここは北海道。しかも、お酒はクーラーボックスで冷やされたビールしかなく、「最初の1缶を飲んでいたときが身体の内側から冷やされるようで一番辛かった」と漏らす。

「こういう時はガンガン飲んで酔うに限ると思い、普段より早いペースで飲んでいました。しかも、ジンギスカンを食べながらだからビールがとにかく進むんですよ。ただ、酔いが回ってきたのか今度は急に暑く感じ始めたんです」

 最初こそダウンを脱いだだけだったが、しばらくしてセーターも脱ぎ、途中からは薄手のヒートッテクの長袖シャツ1枚しか着ていなかったそうだ。

「実は、途中からちょっと記憶があやふやで、よく覚えていないんです。でも、連休明けに同僚に花見の画像を見せてもらったら1枚しか着ていないその長袖を肩までまくって、『キャプテン翼』の日向小次郎みたいな状態になっていました(笑)。けど、ジンギスカンが美味しかったことはしっかり覚えています!」

◆見事、風邪をひいて連休中は寝込むハメに……

 そして、案の定これが原因で佐野さんは風邪をひいてしまうことに。自宅で翌朝起きた瞬間、ノドに強い痛みを感じ、鼻も完全に詰まっており、熱を測ったら38度2分。結局、連休中は療養のためにほとんど寝て過ごし、忙しくて引っ越し以来、手を付けられなかった荷解きもまったくできなかったそうだ。

「同僚からは『冬にあんな薄着してちゃ凍死しちゃうからね』って注意されました。確かに、若いころ泥酔して公園のベンチで寝ていたこともありますが、北海道でそんなことをしたら命に関わる。これからは節度を守って飲もうと固く誓ったきっかけになりました」

 今年は職場では二十間道路での花見を企画しているそうですが、「今回はお酒を控えるために運転手を買って出ました」と話す。

「婚約中の彼女が両親を連れて遊びに来るため、酔って風邪ひきましたではさすがにマズいですから」

 北海道でなくとも花見で風邪をひく方は毎年多いため、職場や友人、家族で花見を計画している人はくれぐれも注意しよう。

<TEXT/トシタカマサ>



【トシタカマサ】
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
 
   

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