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東大生も納得した「読むだけで頭が良くなるマンガ」3選

日刊SPA!

―[貧困東大生・布施川天馬]―

◆マンガで勉強できる本が増えている
 みなさんは、普段どうやって勉強しますか? 難しい本を読んだり、レクチャーをうけたりする方が多いのではないでしょうか。ですが、本による自習はなかなか頭に入ってこないもの。文字ばかりでは飽きてしまいます。

 そういう時はマンガを活用しましょう。絵入りでストーリー仕立てなら、読めなかった内容もスルスルと頭に入ります。実はいま、「マンガで勉強できる本」が激増しているんです。

 今回は、マンガで勉強になる本を3冊ご紹介します。

◆○『マンガでわかる東大読書』
(東洋経済新報社)

 まず紹介するのが『マンガでわかる東大読書』。さえない青年の東は、生まれてこの方読書なんてしたことがない生粋の読書嫌い。ある日、美人書店員に読書会に誘われた彼は、格好をつけようと難解な本の読書に挑戦しますが、あえなく撃沈してしまいます。やけくそになって本を投げつけた先は、ベランダの外。慌てて本を回収しようと体制を崩し、2階から転落しそうになったその時、不思議な光が彼を包みました。そして気が付くとたくましい髭を生やしたアフロの巨人が彼を救っていたのです。

『マンガでわかる東大読書』は、不思議なアフロ巨人ジェフティと、読書嫌いの青年の東が織りなす「読書嫌いを克服するまでのストーリー」です。本が読めない青年が、読書会までにどうやって読めるようになるのか。その方法を一から叩き込まれる様子がマンガになって学び取れます。

◆企画元『東大読書』とは

 本書で紹介されている内容は、本書の企画元である『東大読書』で紹介されている読み方ばかり。誰でも本を読めるようになるような方法が、様々な工夫とともに紹介されています。さらに、ストーリーやキャラクター達も魅力的で、どんどん読み進められます。

 本が読めない悩みがある人も多いのではないでしょうか。しかし、読み方を習得しようとしても『東大読書』自体が一冊のビジネス書なので、なかなか手が出ない。そんな人にこそ、読みやすくなった『マンガでわかる東大読書』はおすすめです。

◆○『漫画版 おカネの教室』
(玄光社)

 2018年に刊行された「経済青春小説」である『おカネの教室』。これを見事にマンガとして生まれ変わらせたのが、『漫画版 おカネの教室』です。

 原作者の高井先生は、日経新聞記者(当時)として、経済のあれこれを子どもに伝えたいと感じていました。ですが、当時は子どもに伝わるような形で経済を説明している本が、あまりにも少なかった。

 そこで「自分で書けばいいじゃないか」と家庭内での小説連載を始めます。そこから7年間にもわたって連載が続き、完結させたのが原作の小説です。

◆経済の仕組みがわかる

 中学生の木戸と福島は「そろばん勘定クラブ」に入ります。このクラブでは、お金を通して物事を見極めることを目的にしていました。特別講師は身長が2メートル近くもある謎のボランティア講師である江守。彼は、「かつてウォールストリートで巨額の金を動かしていた」なんて噂もたつ怪しい人物です。

 江守は、教室に入ってきて、現金を目の前に積み上げながら、開口一番こう告げます。「コレであなた方を買わせていただきます。あなた方のお値段はおいくらですか?」そこから木戸と福島の二人は、お金にまつわる様々な不思議について考えていく不思議な旅に巻き込まれていくのでした。

 経済というと、大人になってもよくわかっていない人も多いでしょう。難解な本に立ち向かって撃沈した経験のある方は、ぜひ本書から経済のいろはを学び始めてみてください。

◆○『まんがでわかる 伝え方が9割』
(ダイヤモンド社)

 最後に紹介するのが『まんがでわかる 伝え方が9割』。シリーズ合計で112万部にもなる『伝え方が9割』をマンガ化した本書。かつて一世を風靡した女性誌にて、新米編集部員として意気込む女性の舞は、「いつかは自分が社会を動かすトレンドを作り上げる」と壮大な夢を抱きながらも、空回りする毎日でした。

 なぜ頑張っているのに、モデルの説得に苦労するのか? 当然の提案をしているだけなのに、デザイナーに手直しを却下されるのか? そうした悩みを抱えながら仕事を続ける日々。

◆オネエの言葉が刺さる

 ある日、立ち寄った書店で、女性誌にダメ出しを続ける謎のオネエ(公式紹介文準拠の表現です)に遭遇します。そのオネエから、舞は「どうして仕事がうまくいかないのか」を教えてもらいます。それは「伝え方が悪いから」だというのでした。

 本書のテーマは「伝え方ひとつで、相手の答えはイエスにもノーにもなる」。相手に拒否されるような提案だとしても、伝え方を工夫すれば、提案を呑ませることもできる。そんな不思議な言葉のマジックを体感できます。

 楽しみながら読み進めるうちに言葉の技術が身につく一冊。日々のコミュニケーションに悩んでいる方は、ぜひ手に取ってみてください!

 いかがでしたでしょうか。マンガだからといって侮れないことがお分かりいただけたと思います。

 勉強をする手段は無限大です。本を読んだり、問題集を解いたりするだけではなく、日常の何気ない一コマが学びになる可能性を秘めています。

 勉強にハードルを感じていた方には、ぜひ今回紹介した3冊を手に取っていただければと考えています。

<文/布施川天馬>

―[貧困東大生・布施川天馬]―



【布施川天馬】
1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たす。著書に最小限のコストで最大の成果を出すためのノウハウを体系化した著書『東大式節約勉強法』、膨大な範囲と量の受験勉強をする中で気がついた「コスパを極限まで高める時間の使い方」を解説した『東大式時間術』がある。株式会社カルペ・ディエムにて、講師として、お金と時間をかけない「省エネ」スタイルの勉強法を学生たちに伝えている。(Twitterアカウント:@Temma_Fusegawa)
 
   

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