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家族ぐるみの花見で妻と大喧嘩、なぜか料理を生鮮食品のトレーに入れて――仰天ニュース・お花見トップ3

日刊SPA!

大事件ばかりがニュースではない。身近で巻起こった仰天ニュースを厳選、「お花見」にまつわる記事に注目し反響の大きかったトップ3を発表。今回は惜しくも次点だった記事を紹介!(集計期間は2018年1月~2023年12月まで。初公開2021年4月14日 記事は取材時の状況) *  *  *

 “アットホーム”な社風をウリにする会社も多い。新型コロナウイルスが感染拡大する以前は社員同士の交流が盛んな職場では、この季節に花見やバーベキューと言うようなイベントが休日に行われていたものだ。

 家族ぐるみの付き合いを面倒に感じる人も少なくないはずだが、「ここぞ」とばかりに職場の人と会う機会に、つい張り切ってしまい失敗する妻もいるようだ。会社員の吉田豊さん(仮名・37歳)は毎年桜が咲く頃になると思い出す、苦い経験があるという。

◆妻が普段作ったことがない創作料理に挑戦!

 食品関係のECサイトを運営している企業に勤める吉田さん。結婚したばかりの頃、会社の親しい人達と公園で花見を行った。

「うちの会社は、部署の中でチームに分かれて仕事を行うため、年齢や男女関係なく一緒に過ごすことも多い。独身時代から、花見やホームパーティーなどには参加していたので、結婚をしたら自然と妻も連れて行こうと思っていました」

 しかし、会社の花見では、みんなが手料理を1品以上持ち寄ることになっていた。

「僕と親しい同僚たちはみんな既婚者だったため、嫁が作った料理を持ってくる予定だったんです。それを知ったうちの妻が、急に料理を張り切りだしたんです」

◆平日はほとんど料理はしない

 吉田さんの妻である優佳さん(仮名・35歳)は、普段は共働きで帰りが遅いため、平日はほとんどできあいの総菜や、レトルト食品で済ませていたそうだ。

「普段は、料理といっても作るのは冷ややっこくらい。本人に料理が苦手だという自覚がなく、たまに作る時だけはりきって作り出すんです。今回は初めての花見で、それがよくない方向にいってしまい……。これまで作ったことがなかった鶏ハムや、レバーペーストに挑戦しだしたんです」

 花見といえば、お酒のつまみになるものと考えたようだったが、吉田さんに言わせるとどのメニューも“チャレンジメニュー”だったという。

◆妻の理解不可能な行動

「どれも今まで作ったことがなく、ネットなどで見つけて評判だったレシピを作ってみたようでした。数千円ほど実費が掛かっており、スーパーの総菜の方がいいのではないかと言ったら、怒られました。さらにお気に入りのパン屋のバケットを持っていくとかで、わざわざ前日に買いに行っていました」

 吉田さんは「妻の頭の中には、嫁同士の見えないマウンティングがあったのかもしれません」と語るが、男性にとってはパートナーの暴走を止めなければならないほど面倒なことはない。

「なぜか味付きゆで卵をいくつも作っていました。本人が好きだから作ったらしいのですが、見た目もあまり美味しそうではないんです。鶏ハムも、味見をしてみると薄味で、何か足りない。でも本人にとっては、“それっぽく”できたので、満足そうでした。容器を持っていくのが面倒らしくて、鶏ハムを生鮮食品のトレーに入れたんです。これには驚いて“不衛生だから”と言って、注意しました」

◆手料理を持って行き、一生“ネタ”にされるのは困る

 この時、吉田さんに脳裏には、過去の花見が思い浮かんだという。

「みんなタッパーや、弁当箱にいくつもおかずを詰めて持ってきていたんです。こんなみすぼらしい感じではなかった……。僕が、わざと彼女の料理を置いていこうとしたんです。するとすごい剣幕で“なんで持っていかないの”と喧嘩に。僕も悩んだのですが、このまま妻のまずい料理を持って行き、ずっと職場でネタにされるのも嫌だったので、きつめに“持っていかない”と抵抗しました」

 結局、手ぶらで花見にいったという吉田さん夫婦。花見には、他の家族の料理自慢の妻たちが作ったメニューが並んでいた。

「持っていかなくても十分な量の唐揚げや、フライドポテトやおにぎりとかありました。こういうものを作ってほしかったんですが、普段料理をしていないせいなのか、手が込んでいるものを作りたがったんですよね」

 喧嘩にはなったが、優佳さんの料理を持っていかない判断は間違っていなかったという。

「でも、ずっと妻は根に持っているんです。今でも花見の季節になると“料理を全部無駄にした”と言って怒る。家に帰ってから、僕が食べたんですけどね」

 職場は、一日の大半を過ごす重要な場所のため、周りに悪い部分を見せないようにと気を使ってしまう。

 家族を巻き込んだイベントは、今後も“自粛”のままでいいと思う人も意外と多いのかもしれない。

<取材・文/池守りぜね>



【池守りぜね】
出版社やWeb媒体の編集者を経て、フリーライターに。趣味はプロレス観戦。ライブハウスに通い続けて四半世紀以上。家族で音楽フェスに行くのが幸せ。X(旧Twitter):@rizeneration
 
   

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