top_line

「エンタメウィーク」サービス終了のお知らせ

<皐月賞予想>矢作厩舎の3頭にチャンスあり!2歳馬にも注目馬が目白押し

日刊SPA!

◆今週は偉業を狙うレガレイラが皐月賞に出走
 今週は牡馬クラシックの第一弾、皐月賞。昨年末のホープフルSで牡馬相手に勝利を収めたレガレイラが、76年ぶりとなる牝馬による皐月賞制覇の偉業に挑みます。

 この皐月賞に3頭の出走馬を送り込むのが矢作芳人調教師。矢作調教師といえば、フォーエバーヤングによるUAEダービー制覇が話題になったばかりですが、国内に専念する3歳馬たちも強力なラインナップで、皐月賞に挑む3頭にもチャンスは十分にありそうです。

 といっても、今回の原稿のテーマは3歳ではなく2歳。少し気が早いですが、来年のクラシックを狙えそうな矢作厩舎所属の2歳馬、そして今週末に開催される皐月賞の5頭の注目馬をご紹介したいと思います。

◆来年のクラシック候補!? 矢作厩舎の注目2歳馬は?

 矢作厩舎所属の注目2歳馬、1頭目はレインオンザデューンの2022(牡・父ドゥラメンテ)です。お父さんのドゥラメンテは現役時代には圧巻の末脚で二冠を達成。種牡馬としても、三冠牝馬リバティアイランド、GⅠ3勝のタイトルホルダーなど多くの活躍馬を送り出しましたが、2021年に死亡したため、この2歳世代がラストになります。

 貴重なラストクロップの1頭が、このレインオンザデューンの2022、馬名キングスコールです。矢作調教師に2歳馬について取材したところ、「この馬はいいと思う」と力強い言葉が返ってきました。比較的仕上がりも早いとのことで、早ければ札幌開催ぐらいでのお目見えもあるかもしれません。

 この馬は大手グループの生産ではなく、日高地方での生産・育成馬。矢作調教師は、同じく日高育ちのパンサラッサで、世界最高賞金レースであるサウジカップを制しています。また、規格外の夢を見せてくれるかもしれません。

 続いて取り上げるのはアイリッシュシーの2022(牡・父モーリス)。矢作調教師曰く「見た目は、この馬が一番好き」というグッドルッキングホースです。同馬を育成しているノーザンファーム空港で担当厩舎長の方を取材した際も、「走りをみたら、誰もが綺麗なフォームだなと思うはず」と、その美しさに言及されていました。

 この馬の注目ポイントは、第一回ノーザンファームミックスセールの出身馬であるということ。ミックスセールとは繁殖牝馬と当歳馬を合わせたセリ市場を意味します。ノーザンファームミックスセールは2022年開始(厳密には2019年に繁殖牝馬のセリ市場として新設され、2022年からは当歳馬セールを複合させる形態になった)なので、2022年産の馬たちが一期生になるのです。

 今後、ミックスセールが購買者の方に支持されていくためにも、いわゆる“初期メン”から活躍馬が出て欲しいというのは、携わる関係者共通の想いでしょう。そしてその想いに応えるのが、このアイリッシュシーの2022(馬名タイセイカレント)とみました。

◆3頭目は“ホームランか三振か”

 3頭目はStopshoppingmariaの2022(牝・父American Pharoah)。「マリア、買い物をやめて!」というお母さんの名前もインパクト大ですが、実馬も大物感に溢れています。矢作調教師は「典型的なホームランか三振かというタイプだけど、ホームランの可能性は十分にあると思っています」と期待を寄せており、オークス候補として考えている様子。

 ただ、血統的にはダートの鬼であることも十分に考えられます。来春には、フォーエバーヤングのように、海外を転戦しているかもしれません。

◆皐月賞は5頭ボックスで勝負!

 さて、冒頭の話題に戻って皐月賞。矢作厩舎からは、シンエンペラー、ホウオウプロサンゲ、ミスタージーティーの3頭が出走します。

 大将格ともいえるシンエンペラーは、凱旋門賞馬ソットサスの全弟でオーナーは藤田晋さんという話題の馬。ハイレベルだった京都2歳Sの勝ち馬で、中山芝2000mも2着2回とこなしており、ここも有力です。凱旋門賞挑戦に向けて、まずは一冠なるか。

 ホウオウプロサンゲはセリで4億1000万円にて取引された高額馬ながら、レースを使われることで成長してきた叩き上げ。過去2回、逃げの手に出た時はともに2着に粘っており、ここも積極策から波乱を演出するかもしれません。

 ミスタージーティーは昨年末のホープフルSでは直線でスペースがなく5着止まり。レース後、矢作調教師は「かなり能力は高いです。これからも追いかけていただきたいです」とコメントしており、素質はG1でも通用するはずです。

 馬券的にはこの3頭に、前回の記事で勝ち馬候補に挙げたコスモキュランダ、そして偉業を目指すレガレイラを加えた5頭ボックスで勝負してみたいと思います。

文/松山崇



【松山崇】
馬券攻略誌『競馬王』の元編集長。現在はフリーの編集者・ライターとして「競馬を一生楽しむ」ためのコンテンツ作りに勤しんでいる。
 
   

ランキング(エンタメ)

ジャンル