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「こんな会社はダメになる」と大口叩いて辞めた新入社員の、その後――大人気記事・すぐ辞めた新入社員トップ10

日刊SPA!

4月、新入社員が今年もやってきました。そこで「すぐ辞めた新入社員」の記事の中から、反響の大きかったトップ10を発表。第2位の記事はこちら!(初公開2020年5月8日 集計期間は2018年4月~2023年12月まで 記事は取材時の状況) *  *  *

 テレワーク等で仕事をする人たちも多いだろうが、業種によっては出勤せざるをえない方々もいるかもしれない。新入社員は、ただでさえ慣れない環境と仕事に悪戦苦闘しているはずだが、このような状況は尚更ストレスになっているのではないだろうか。ここで挫けることなく、どうにか乗り越えて収束するまで頑張ってほしいと願うばかりだ。

 とはいえ、仕事に対する理想と現実のギャップに悩まされ、突如辞めてしまう新入社員は後を絶たない……。

◆新入社員が「こんな古くさい会社はダメになる!」と大演説

 岡島加奈さん(仮名・45歳)の会社は日本の古い慣習が強く残り、創業者の色が濃く反映されていた。それに耐えきれずに辞めていく新入社員もいたという。

「その新人は飲み会の幹事でした。選ぶお店はデザートが豊富なビュッフェばかり……。ちなみに幹事は男性ですよ。さすがに上司たちが、もう少し普通のお店に、と嘆いていました」

 毎年行われる新入社員歓迎会での出来事。

「歓迎会で、新人が乾杯の飲み物を『僕はカルーアミルクで!』と言ったときの衝撃。今でも忘れられません。昭和世代の私は、乾杯はとりあえずビールでしょって思うじゃないですか。すぐに出てくるし、私の世代は常識だから、嘘でしょ……って思いましたよ」

 岡島さんと同じように、昭和世代の大人たちは困惑したそうだ。とはいえ、「まぁ平成生まれだし、これも仕方がない」という雰囲気で歓迎会は無事に終了したという。

◆昭和な体質が合わないって…

 そんな新入社員だが、やはり昭和な体質が合わなかったそうで……。

「結局、その新入社員はろくに仕事も覚えずに、大口叩いて辞めていきました。後に聞いた話ですが、本社人事に対して、『こんな古くさい会社は僕には合いません! このままじゃこの会社はダメになる!』などの大演説をしたようです。ちなみに、部署での最後の挨拶では『僕は起業します!』と言うものですから驚きました。すぐ辞めてしまう人が起業だなんて、誰もが失笑していました」

 その後、風のウワサで、彼は世界を旅するバックパッカーになったそうだ。その道は決してたやすくはないだろうが、旅で得たノウハウで起業し、成功していることを願う。

◆美容業界で1年足らずに退職してしまう人が続出する理由

 コロナウイルスの影響で廃業の危機に直面しているひとつに美容室がある。政府の休業要請からは外れたものの、顧客の激減で混乱している最中だ(※取材時の状況)。

 そんな美容業界では、1年未満で辞めてしまう新入社員が後を絶たないのだとか。以前、美容室に勤務していた木南美香さん(仮名・38歳)がその理由を説明する。

「やっぱり、理想と現実のギャップです。だから、1年未満で辞める子は引き留めるとか説得することはありませんでした。合わなかったんだね~で終わりです」

 特に「私の時代は美容師になりたい人がたくさんいた」という木南さん。

「今ではパワハラだけど、『代わりはいくらでもいるわ』って私自身も言われましたし、今では考えられないですよね」

 美容業界には「オシャレの最先端トレンドを……」などと理想を高くもって入ってくる人が多いのだという。しかし実際は体力勝負。思い描いていた業務内容との違いに悩んでしまうのだとか。

「オシャレとか楽しい部分はほんの少しで、大半はプライベートな時間を犠牲にして地味な練習をしたり、少ない給料でやりくりしなきゃいけなかったり、真面目に上手になろうと思ったら結構な質素な生活になりますからね。華やかさをいきなり求めていたらギャップを感じるのは当然だと思います」

◆10人中、半年で5人辞めた

 ちなみに木南さんの同期は、10人中1年で残ったのは3人。半年で5人は辞めたという。

 辞めるタイミングは人それぞれで自由だ。しかし、せっかく内定した会社を、何もやらずに辞めてしまうのは勿体ない。働かないと分からないことはたくさんあるが、困難な状況を乗り越えて成長したときの充実感をぜひ味わってほしい、と思うのは筆者だけだろうか。

<取材・文/chimi86>



【chimi86】
2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。
 
   

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