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「基礎の上に自分の型を作り上げる」が伊澤塾のモットー【秘伝! 伊澤塾のDNA #2】

みんなのゴルフダイジェスト

「基礎の上に自分の型を作り上げる」が伊澤塾のモットー【秘伝! 伊澤塾のDNA #2】(C)みんなのゴルフダイジェスト

「これって、他の日本人選手ではなかなかないことじゃないですか。だから僕のなかでは人間じゃないと感覚がありました」

そんな偉大な叔父と同じ師匠の下で日夜、ゴルフの基礎を叩き込まれた秀憲は、伊澤塾の最終世代にあたる。

伊澤塾の門下生は、みんな飛ばし屋になる

第一世代は、利光、西川哲、小山内護、立山光広、細川和彦ら、プロゴルファーとして活躍する門下生がいた。

そんな伊澤塾生には共通点がある。それは「莫大な練習量の中で、自らが色々なことを試して自分なりの型を創り上げてきていること」。全員が同じ練習メニューをこなしていく中で、「自分自身で創り上げる」という取り組み方が伊澤塾の伝統的なメソッドだった。

秀憲は「どの時代でも、自分で試行錯誤しながらスウィングの組み合わせを見つけること。この部分は変わらないことだと思う」と言う。

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伊澤塾の特徴として「飛ばし屋が多い」。しかし、その部分は共通しているが、十人十色のスウィングで大飛球を描いている。これもすべて各々が考え辿り着いた飛ばし方である。試行錯誤して見つけることを塾長の利夫は説いてきたわけではない。第一期の利光から最終世代の秀憲まで、世代が変わってもこの部分は共通している。

「叔父と話をすると、シニアになった今でも昔と同様に試行錯誤を続けていたことに驚いた」と言う。利光はまだプロデビューして間もない頃、尾崎将司のもとでジャンボ軍団として技術を磨いていた時期があった。しかし、賞金王を獲るにはさらに自分で新しく何かを生み出さなければならないと考え、ジャンボ軍団を離れ、再びひとりで黙々と鍛錬を重ねていた。自分自身で創り上げていくことを突き詰めた結果、2001年に年間5勝を挙げ、尾崎の年間獲得賞金記録を塗りかえ賞金王に輝いた。

代々受け継がれている伊澤塾のメニューにはゴルフ上達のためのもっとも重要なことが含まれている。それは「基礎の土台の上に自分の型をどのように作れるか」。これは人から教えてもらうのではなく自分で試行錯誤を繰り返し、自分自身のものにすること。この取り組む姿勢が伊澤塾のDNAとして秀憲にも継承されていた。

【プロフィール】
伊澤秀憲(いざわひでのり)/1991年6月生まれ。神奈川県出身。叔父伊澤利光の父であり、祖父の利夫氏に2歳からゴルフの英才教育をうけながら、ジュニア時代は同世代の松山英樹、石川遼らとしのぎを削ってきた。YOUTUBEチャンネル「アンダーパーゴルフ倶楽部」にてショートゲームを中心とした動画を配信中!

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