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ソ・イングクのワイルドな一面に魅了…「キス職人」のイメージとは異なる、犯罪者集団のリーダーを演じた8年ぶりの映画復帰作

HOMINIS

芸術的に美しいキスシーンを生み出す”キス職人”としても知られ、日本でも絶大な人気を誇る俳優ソ・イングク。その一方で、歌手としても活動する彼は、日本デビュー10周年を経た昨年10月には記念シングル「THE X」をリリースし、東京・大阪で開催されたファンコンサートも反響を呼ぶなど、その多岐に渡る活動でも注目を集めている。

チャン・グンソク&少女時代・ユナが共演した2012年のヒットドラマ「ラブレイン」で俳優デビューを飾ってから十数年。初演技から高い評価を得たイングクだが、30代半ばを迎えた今、”12回の死”を経験する主人公を演じたファンタジードラマ「もうすぐ死にます」(2023年)をはじめ、これまでのラブコメ演技とは一線を画すチャレンジングな役柄が続いている。中でも、「君に泳げ!」(2013年)以来8年ぶりの映画復帰となった「パイプライン」(2021年)での”犯罪集団のリーダー”役が痛快だ。

ソ・イングクの8年ぶりの映画復帰作「パイプライン」

(C)2021 [CJ ENM, GOM PICTURES, M.o.veraPictures] All Rights Reserved.

4月15日(月)にKNTVにて放送される「パイプライン」は、送油管に穴を開けて石油を盗み転売する特殊犯罪”盗油”を、韓国映画として初めて正面から取り上げ、本国公開前から注目を集めた話題のクライムアクション。

天才的な腕前で業界にその名を轟かす穿孔技術者の”ピンドリ(ソ・イングク)”が、大企業の後継者・ゴヌ(イ・スヒョク)の提案を拒めず、数千億ウォンの石油を盗むという危険な作戦に合流。裏切りや陰謀が渦巻く中で、事態が予想外の方向へと転がり込んでいく様子が骨太なアクションと共に描かれる。

映画「パイプライン」

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(C)2021 [CJ ENM, GOM PICTURES, M.o.veraPictures] All Rights Reserved.

嘘まみれの溶接工”チョプセ(ウム・ムンソク)”、地中を正確に把握する土木担当”ナ課長(ユ・スンモク)”、怪力を持つ人間採掘機”ビッグショベル(テ・ハンホ)”、外部からの危機を知らせる紅一点の監視役”カウンター(ペ・ダビン)”といった一癖も二癖もある即席チームをまとめるのが、イングク演じる”チーム長”ことピンドリだ。

お手製のドリルと研ぎ澄まされた感覚でどんなパイプもいとも簡単に攻略してしまうピンドリは、ブランド物のスーツを着たまま穿孔を行うなど常に自信満々。チームメンバーに対しても、顔合わせ早々「お前らは替えが効くが、俺は効かない」と言い放つなど態度のデカさも超一流だ。

映画「パイプライン」

(C)2021 [CJ ENM, GOM PICTURES, M.o.veraPictures] All Rights Reserved.

余裕の笑みとカリスマ的なオーラを全身に漂わせ、たるんだ仲間には怒号を飛ばすという荒々しさも覗かせながら、犯罪者集団のリーダーを説得力たっぷりに演じたイングク。物語が進み、チームに仲間意識が芽生え出すと、その顔にも情が滲むように…。独善的だったピンドリが、仲間を思いやるようになる心境の変化も見事に表現している。

その一方で、チームを奴隷のように扱うゴヌに対して怒りを漲らせ、その鬱憤を晴らすべく鬼気迫る表情で繰り出すアクションは実に痛快。ゴヌとの情け容赦のない壮絶な肉弾戦も見応えがあり、男臭いワイルドな魅力を爆発させている。

映画「パイプライン」
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