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高級寿司屋デートで安いネタばかり頼み、お酒の注文も禁止…43歳男性、婚活に大金つぎ込んでも結婚できない“納得の理由”

日刊SPA!

 相談所に350万円、アプリに30万円etc…。それでも、幸せになるのはひと握り?未婚者が増え続ける現代。それでも結婚を希望し、多額のカネを注ぎこみアプリや結婚相談所で婚活に励む男女は後を絶たない。出会いを求め重課金兵と化した彼らの事情とは?
◆結婚相談所に3年間課金。婚活が趣味と化した43歳

【高井義則さん(仮名・43歳)】
婚活課金額:350万〜400万円
職業:電気技師(年収950万円)
身長:172㎝
似ている著名人:石破 茂
好きな芸能人:有村架純
結婚相手に求める条件:34歳以下、お金にがめつくない人
今まで婚活で出会った許せない人:仮交際中にブランドバッグをねだられ、プレゼントしたら音信不通になった女性

◆年収は950万円、国立大卒で“好条件”の部類に入りそうだが…

「結局、婚活は男性のほうがお金もかかるし圧倒的に不利。日本は女尊男卑ですよ」

 そう話すのは、3年前に結婚相談所に入会したという高井義則さん(仮名・43歳)。

 電気技師としてキャリアを重ね、現在の年収は950万円。国立大卒で身長172㎝の中肉中背、結婚相手としては“好条件”の部類に入りそうだが、婚活課金額はデート代を含め累計350万円以上にのぼる。

「僕の職場は男だらけで出会いがなく、彼女ができなかった。でも、40歳になりそろそろ結婚したいと思って結婚相談所に申し込みました。相談所は入会金が30万円で月々の会費が3万円。成婚率を上げるためにオプションにも合計で50万円支払っています。さらに女性との食事では毎回レストランの個室を予約しているので、一回のデートで少なくとも1万円の出費と、地味に課金を重ねてきました」

◆仮交際に至ったのはたった2人

 義則さんは、月3回のペースで相談所が紹介する女性と食事に行き、3年間で30人以上と会ってきた。しかし、仮交際に至ったのはたった2人。「成婚には程遠い」と嘆く。

「子どもが欲しいので、結婚相手の年齢は20代かせめて30代前半まで。だけど、8歳年下の同年代の女性ですらデート止まりです。でも正直、年齢のいった女性ほど、自分のことは棚に上げて男のジャッジが厳しい。20代の女子に関しては、普段行ったことのないレストランで食事ができるわけだし、婚活するのも楽しいでしょうね。ほんと気楽なものです」

 愚痴が止まらない義則さんだが、気の合う女性にも定期的に出会えるという。

「先月お見合いした31歳の歯科衛生士はよかった。僕は趣味で同人活動をしていて、毎年2回コミケで本を出しているのですが、興味深そうに聞いていましたね。女性との会話は緊張するけど、彼女は頭の回転が速く自然と会話が広がって楽しかったです」

◆次のデートに至らなかったワケは…

 しかし、その女性とも次のデートには至らなかった。

「相談所で担当アドバイザーにこのことを話したら『食事場所に高級寿司屋をセレクトしたのはよかったけど、値段を気にしてお酒の注文を禁止したり、安いネタばかり頼んだのが良くなかった』と指摘されました」

 現在は結婚相談所の担当者から「デートマナーセミナー」の受講と「脱毛コース」の入会をすすめられ、50万円の出費を検討中。

「結婚相談所の担当者との付き合いも3年目。彼女に話や悩みを聞いてもらうために通い詰めているみたいです。セミナーなどオプションへの加入も、もはや担当者に“献金”しているようなものですよ」

 そう自嘲しつつ、まんざらでもなさそうな表情を浮かべる義則さん。最近はお見合いよりも、結婚相談所の担当女性と話すほうが気楽で楽しいという。婚活ライフは意外と充実しているようだ。

取材・文/週刊SPA!編集部

―[地獄の[婚活課金]]―

 
   

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