青井 あと、ペットボトルもフィルムを全部取る地域と取らない地域がありますよね? 私が住んでいるところはフィルムもキャップも取らなきゃいけないんですけど、私はずっとそのまま捨てるタイプで。
滝沢 捨てるタイプね(笑)。
青井 母親からもすごくうるさく言われてたんですけど、母が全部私の尻拭いをするみたいな状態で(笑)。それで、横浜の友達の家に行ったとき、私が夜な夜なペットボトルのフィルムをめくって分別してたんです、ちゃんとしようと思って。
滝沢 それは偉いね。
青井 そうしたら、友達に「ここはそれせんでええねんで。無駄やで、それ」って言われて、バサッと斬られた(笑)。
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―― そういう地域もあるんですかね?
滝沢 横浜なんかは、ビンと缶とペットボトルを一緒の袋に入れて出してくれっていうルールなの。なんでかというと、ペットボトルだけだと袋が風で飛んじゃったりするから、ビンも入ってたほうがいいんだって。
で、おそらくだけど、その袋を破く機械があるのよ。機械で中身を出したら、缶は磁選機ではじいて分ける。ペットボトルのラベルをはがさなくていいということは、おそらくボトルを細かくバラバラにする機械があるんだろうね。バラバラになったものを水に入れると、ペットボトル部分は沈んでそれ以外の素材は浮くので、それで分別できる。
青井 そのほうが便利ですよね。
滝沢 でも設備にお金がかかるだろうから、どこの地域でもできるものではないかもしれない。
青井 ペットボトルのフィルムって、はがしていないものをはがす作業の人がいて、全部手作業だから腱鞘炎になるみたいな話、滝沢さんのXで見ましたよ。
滝沢 そうだね。特殊な設備がない地域では、作業員が手でやってるね。東京でひとり暮らしをしていたときは、分別はどうしてたの?
青井 たぶん分けてました。普通ごみとプラごみと2つに。
滝沢 東京には「普通ごみ」という概念がないのよ。「燃えるごみ」と「燃えないごみ」なの。
青井 そうなんですか? でもそれ、分け方難しくないですか? だって、燃えるか燃えないかって、実験したわけじゃないのに。
滝沢 実験ね(笑)。それだけ悩むってことは、結構ごみについて考えたりしてるのかな?
青井 あれって奥深が深いんですよ。例えば、プラスチックのパックにシールが付いてるじゃないですか。シールは紙だから、本当はシールをはがしてから捨てなきゃいけないの?みたいな。
滝沢 そこまで関心あるのはすごいね。
青井 でも、できないんです。
滝沢 できない?
青井 はがして分別したいと思うけど、所詮はがしたところではがしきれないんです。半分だけはがれて、あともうはがれないとか。なので、私は初めからはがさないタイプです!
滝沢 なるほど(笑)。
青井 あと、本当は液体とかも洗面所とかに流してから捨てなきゃいけないじゃないですか。でも私、あれはそのまま捨ててます!
滝沢 言いたいことがいっぱいあるけど(笑)、プラスチックに貼ってあるシール、あれは全部はがさなくてもいいのよ。
青井 そうなんですか?
滝沢 要は、プラスチックをリサイクルするときに熱処理するから、シールは消えてなくなるの。ただ、すべてのシールがはがれていないままだと機械が詰まっちゃったりすることもあるから、軽くはがしてほしいんだよね。
青井 なるほどね、そうなんや!
滝沢 あと、お惣菜とか入っていたプラスチック容器を洗わないでそのままプラ資源に出す人もよくいます。捨てちゃうよりもリサイクルに出したほうがいいと思うかもしれないけど、汚れたままだったら出さないほうがいいの。
きれいなものからきれいなものはリサイクルできるけど、汚れたままだと、これがまた次のリサイクルされた製品に汚れとして移っちゃうから。だからプラスチックは汚れていたら軽く洗ってリサイクルに出してほしいんです。
青井 本当に分からないことがあるんですけど、容器はプラスチックなのに、中身が燃えるゴミだったりすることありますよね? 中を出したいけど、カビまみれになって開けないときがあるじゃないですか?
滝沢 なんでそんなことに(笑)。
青井 ああいうときに、燃えるゴミとプラが一緒になってると、それはもうプラなのかな?と思うんです。どれが燃えるか燃えないかってわからないし、もし全部燃えると思って捨てたのに、燃えないものが混ざってしまうくらいなら、いっそのこと全部燃えないものにぶち込んでもうたほうがいいのかな?って思うんですよね。
滝沢 いろいろ教えがいがあるね(笑)。そのあたりは次週やっていきましょう!
※ごみの捨て方のルールは自治体によって異なります。お住まいの地域のルールをご確認ください。
青井春(あおい・はる)
1998年3月26日生まれ
身長164cm B90 W58 H83
大阪府出身 血液型=O型
特技=韓国語、華道、茶道、箏曲、ウォーキング
趣味=寝ること、旅行、メイク
イラスト/北村ヂン 撮影/関根弘康