top_line

「エンタメウィーク」サービス終了のお知らせ

シンママの現役グラドルを追い詰める「これって虐待では?」SNSの言葉に自信喪失

日刊SPA!

 2023年7月末に未婚のまま出産し、シングルマザーとなったド底辺グラドル兼ライターの筆者(吉沢さりぃ)。
 いちおうタレントの端くれとして、日々の様子をSNSにアップすることも“仕事のうち”なので、愛する息子氏との出来事を書くことも多い。そんななかで、最近モヤモヤしていることがある。それは、すぐに“虐待”と言われてしまうことだ。

◆子供に箱根駅伝の録画を見せて解説したら「虐待では?」

 今まで息子氏と暮らしてきて、最近は「なんで泣いているのか意味がわからない」ということも少なくなってきた。オムツを替えてほしい、お腹がすいた、寝たいけど寝れなくてグズリ泣き、夕方だから泣く。たいていが、この4つのうちどれかだ。

 でも産後4ヶ月くらいまでは「なんでこんなに泣くの~」と、こっちが泣きたくなるくらいずっと泣いている日も多かった。思いつく限りの全てをやっても、ずぅ~っとギャン泣き。

 これが何時間も続けば筆者も疲れ果ててしまい、泣き喚く息子氏をバウンサーに乗せて、箱根駅伝の録画を見せたことがある。そして名シーンを必死に解説するという意味不明なことをしてみたら、5分くらいでやっと寝たのだ。「はぁ、やっと終わった~」と肩の力が抜けた。これをX(旧Twitter)に投稿したところ、なぜか「虐待では?」と疑われてしまったのだ……。

「え、虐待? なんで?」と思ったが、たぶん日々の疲れもあって「これって虐待なんだ、興味のないテレビを見せて、勝手に話しかけてストレスを与えてしまったんだ」と、とても落ち込んでしまった。

 同時に、“人を育てる”ということがものすごく怖くなってしまったのだ。

◆まわりからの目が怖い

 また、ある日のこと。1ヶ月検診も無事に終わり、友人が遊びに来てくれて近所の居酒屋に行ったのだが、最初は寝ていてくれた息子氏が急にギャン泣きを始めてしまった。

 筆者はXの一件もあったので「こんな生まれたての子を飲食店に連れてきて、まわりからは虐待だと思われるかもしれない」と胃がキリキリした。

 子育て経験者の友人は「他の席の子の方が泣いてるし、まだ18時だよ。こんなの普通だよ」と言ってくれたが、親子で半泣きで先に自宅に帰った。

 以前Xで虐待と言われたことで、「もしかして通報されるかも?」レベルのナイーブになってしまったのだ。

 飲食店での外食もそうだし、一時期は電車に乗るのも怖かった。少しでも泣いたらいったん降りて完全に寝かせてからでないと再び乗ってはいけない気がした。さらにホームで泣かれるのも怖くなり、ついには引きこもりがちになった。

 鬱々と過ごしている筆者に友人が「今のうちに外食しないと、歩き出したらもっと行けなくなるよ! 外にでなよ!」などと連れ出してくれた。そのおかげで、徐々に外出ができるようになり、今ではちょっとぐらい泣かれても対処できるようになったから良かったものの、克服できないでいたら交友関係まで狭まっていただろうし、ものすごくストレスが溜まっていたと思う。

◆「大丈夫? ちゃんと育児してる?」

 ありがたいことに、筆者の親が地元の山梨から2週間に1度はせっせと来てくれるし、友人たちも酒を持って我が家に遊びに来てくれるので「育児で息が詰まるぅ!」ということはそんなにない。当たり前だが、虐待なんかしていないし、するつもりもない。

 かといって完璧に育児をしているのか?と問われると、「はい!」と答えられる自信は毛頭ないが、最低限のことはしているつもりだ。

 それでも上記以外のポストでも虐待を疑われたことがある。しかも「え? そこ?」というようなところで……。

 自宅で缶チューハイを飲みながら「たくのみあるちゅう」と書いた。

 すると、筆者のポストを見た知人の数人から「大丈夫? ちゃんと育児してる?」とLINEがきた。これは、よく飲む友人と乳児をウェルカムしてくれる近所の居酒屋に行き、飲み足りなくて我が家で宅飲みをした日だった。

 居酒屋までは自宅から徒歩3分。2人でボトル1本は飲んだが、まぁ、別に酔うほどではない。もちろんスニーカーだし、息子用のミルク、オムツ、おもちゃなどのグッズは全て装備して行ったので居酒屋でもギャン泣きゼロ。

 とはいえ、息子氏同伴での泥酔はさすがにあかんと思ったので、2軒目にハシゴすることもなく自宅に移動して飲み直した。

 いつも20時にお風呂に入る習慣なので、友人には少し1人で飲んでいてもらい、息子氏を風呂に入れたあとは、ミルクを飲ませて寝かしつける。

 すぐに寝なかったので、遊びながら酒を飲んだりもしたが、1時間くらいで息子氏はスヤスヤ寝た。その後、仕事おわりの友人も合流。深酒してしまい、翌朝起きるのがきつかったのは事実だが、息子氏が「お腹がすいた」とギャン泣きしているのをシカトはできないし、そもそもシカトできるボリュームじゃないし、普通にミルクをあげて彼が朝寝をするタイミングで二度寝をした……というのが全てだが、もちろんXにはそこまで書いていない。

 というか、ここまで言わなきゃダメ? この説明をぜんぶ書かないと虐待って疑われちゃうの?

◆虐待の2文字がママを追い詰める

 筆者は、なんだかんだでメンタルが強い方だと思うが、これがメンタルが弱いママだったらどうだろうか? 虐待なんかしていないのに、虐待したと言われたストレスから本当に虐待につながってしまう可能性も無きにしも非ずだと思う。

 簡単に「虐待してる?」なんて言うのはヤメませんか?

 その2文字で日々の育児がしんどくなってしまう。
 
 ママたちは子供の面倒を1日中見ているわけだから、少しくらいは自由なことをしても良くない? まあ、いちいちXに投稿すんなよって話かもしれないが、たまに友人と楽しく飲んだときくらいは好きに書かせてくれよ。

<文/吉沢さりぃ>

―[ド底辺グラドル兼ライター、未婚の母になる]―



【吉沢さりぃ】
ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。『bizSPA!フレッシュ』『BLOGOS』などでも執筆。X(旧Twitter):@sally_y0720
 
   

ランキング(エンタメ)

ジャンル