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「アルミホイルに包んだおにぎり」をデートに持参し険悪な雰囲気に…“年収1400万円”男性が犯した致命的なミス――仰天ニュース・大反響トップ10

日刊SPA!

反響の大きかった2023年の記事から選ばれたジャンル別トップ10。今回は集計の締切後に、実は大反響だった11月12月公開記事に注目。惜しくもトップ10入りを逃した記事を順不同で紹介!(集計期間は2023年11月~2024年1月。初公開2023年12月3日 記事は取材時の状況) *  *  *

 事実は小説よりも奇なり——。フィクションの人間模様以上に、時に惹きつけられてしまうのが市井の人々のリアルな「困りごと」である。事実、ラジオ番組『テレフォン人生相談』(ニッポン放送)は58年もの歴史を持っているし、昨今YouTubeでは「#スカッと」のタグ付けされた動画が人気を博し、その投稿数は50万本を超えている。

 そうしたなか、真に痛切な「悩み」が寄せられるからこそ見応えがあるのが、結婚相談所「マリーミー」代表・植草美幸の公式チャンネルだ。

 結婚相談所を14年運営してきた膨大な知見に基づくアドバイスは、切れ味抜群。相談者への愛があるからこその辛口コメントには、身につまされるものも多いはず。『テレフォン人生相談』ファンや、愛に悩める当事者にはうってつけの内容である。

 そんな「植草美幸の恋愛・結婚相談」(レインボータウンFMでも放送中)より、男性から届いたインパクト大な相談について聞いた。

◆ケース1:36歳・研究職・年収700万円の男性

 1人目の男性は、36歳で都内在住の研究職、年収は700万円。身長・172センチの体重66キロ、顔立ちは「普通」とのこと。なかなかの好条件にもかかわらず、結婚相談所での活動進捗が思わしくないそうだ。一体なにに苦戦しているのか。

「こちらの方のお便りは『理系の男性が婚活をする上での心得を教えてほしい』との内容で締められていたのですが、ここがまず少しずれています。『理系出身で女性慣れしていない』などであれば説明として通ります。しかし、この方はお便りの中でそうではないと否定されている。ならば、理系であることが婚活にどう関係するでしょうか?

 人間関係を構築する上で大切なのは、『思いやり』であったり、大人としての会話能力です。ロマンチックな一節を諳んじてみせることでも、営業マン的なトークスキルでもありませんから、文系である必要はないですね。『自分は理系だから』と、理系であることを言い訳に使ってしまうのは、ご自身が修められてきた学問にも失礼。『思いやり』や『会話能力』にも、ひとしく勉強が必要なだけで、文系の人ならみんな持っている特殊能力でもないのです」

◆「人間性を疑われる」ような行動も…

 この男性、「デート時に相手が持ってきてくれたお菓子を、ダイエットを理由に即座に断ってしまったことがある」そうだ。言わずもがなだが、その女性としばらく険悪になってしまった、とも。

「断るのが絶対NGとは言いません。けれど、相手の思いをないがしろにしないで断るのは難しいわけです。それをバッサリ即答で断ってしまってるんですから、人間性を疑われもします」

 思いやりスキル不足への解決法はシンプルだ。「恋愛映画を観て勉強すべし」。

「実は本相談は、漫画家の東村アキコさんをゲストに招いて、一緒に回答してもらったんです。恋愛映画を観るべきという意見は完全一致でしたが、やはり一味違います。『モンスターが出てきたり巨悪と戦う話の方が脚本は書きやすい。普通の人間が出会って別れるだけを描いて2時間持たせるのは、ハイレベルなことなんです。恋愛映画を先入観で安易にバカにすべきじゃない』と語ってくださいました。どうです、俄然観るモチベーションも湧きませんか? なにより、目的は勉強です。作品として好きだろうが嫌いだろうが関係ないのもお忘れなく。劇中で男性がどんな振る舞いをしているのかを注視して、学んでください」

◆ケース2:33歳・会社員・年収1400万円の男性

 2人目の男性のお悩みは「仲直り」について。33歳会社員で年収は1400万円、スリム体型に身長173cmと、恋愛市場においてはなかなかの高スペックといえる。そんな彼がやらかしてしまったデートでの大失態とは。

「この方は、USJデートで節約のために『アルミホイルに包んだおにぎり』を持って行ってしまったのを機にギクシャクしてしまったそうなんです。都心在住なのにLCCを使うため成田に出向き、関空からバスで乗り継いだ。そこまでは着いてきてくれたようですが、おにぎりがトドメになってしまった、と」

 物価や地価の上昇が著しい都内在住とはいえ、年収を踏まえれば異様にケチな相談者。どうも将来の起業に向けて、日々貯金に励んでいるらしい。

「目標に向けて蓄えられるのはもちろん素晴らしいことです。毎月50万円の貯金、そうできるものではありません。しかしこの徹底ぶりは、『貯め込む』ことが目的にすり替わっているようにも感じられます。500万円未満の資金で起業する人が多いなか、すでに数千万円と貯まっていることでしょう。にもかかわらず、大切な彼女と行く旅行で、新幹線との差額やランチ代の計2、3万円をケチってしまう。適切な投資ができていません」

 やはり女性とのデートには「お金」をかける必要があるのか。

「いえ、彼の敗因は『説明・演出不足』と『距離感の見誤り』です。なぜ自分がそこまで必死に倹約に努めているのか、お相手にきっと伝わっていません。それにお弁当を持参するとしても、ワクワクするようなお弁当を用意しないと。せっかくの遠出に、遠回りして格安の飛行機に乗り、家から持ってきたアルミホイルのおにぎりでは悲しいです。相手の気持ちを慮れていたらできるであろう、説明や演出ができていなかったのが1つ目の失態です」

◆「アルミホイルおにぎり」は無礼と思われても仕方がない

 2点目の距離感の見誤りとは、SNSでたびたび炎上する「初回デートの店選び」問題とも同様の構造のようだ。

「結婚してからであれば、さしたる問題にはならなかったはず。つまり彼女は交際中といえどまだ他人であり、ハードな節約を共有できるほどの関係性は構築できていないことをわかっていなかったのでしょう。しかもお便りによると、お相手がご本人以上によほどモテているだろう方なんです。9歳年下の24歳で、両親ともに実業家。さらに気立ても容姿も抜群というのですから……これは男性が想像できないほどにモテます。

 また東村さんは『彼女さんのお育ちによる感覚の違いもあったのではないか』とも指摘されていましたね。たとえばお宅に訪問するとき、手土産は百貨店で化粧箱に包まれたものを買ってくるのが、当然の感覚として育ったのではないかなと。そうしたお相手と『アルミホイルおにぎり』は時期尚早過ぎで、無礼と思われてしまいますよね」

 引く手数多の女性に対してこの状況は絶望的にも思えるが、挽回策はあるのか。

「鍵は『お母様』が握っていらっしゃりそうです。実業家なら起業の苦労はよくご存知でしょうから、倹約家ぶりも好印象となって仲を取り持ってもらえる……その可能性に賭けましょう。くわえて、彼女本人には事前に『手紙』でしっかりと謝罪しておくのが大事です」

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「専門知」に自負のある人が知識不足を指摘され、起業家志望の人が「投資の失敗」を指摘される……。

 このような「他人の失敗」にはつい笑いたくもなるが、構造から把握すればもはや我がこと。痛快な愛の鞭から、人間関係の機微を学びたいものだ。

<TEXT/海原あい>



【海原あい】
コンビニで買えるビール類はほぼ全制覇しています。本は紙派。さらに調味料と服とスペースエイジ系のインテリアを収集しているため、収納不足に陥りがちです。好きな検索ワードは「備忘録」
 
   

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