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東大生も納得した「読むだけで、脳をリラックスさせる本」3選

日刊SPA!

―[貧困東大生・布施川天馬]―

◆現代人にとって重要な脳のチューニング
 みなさんは、自分の脳をうまくチューニングできていますか?人間にとってなくてはならない器官である「脳」。頭の中で高度に何かを考えることができるという点が、他の動物と人間とを分けている要素である、と言われているわけですが、だからこそその脳をうまく活用するのはとても重要なことです。適切に脳を刺激し、適切に脳をリラックスさせることが必要になってきます。今回は、脳をうまく活用するための本を3冊紹介したいと思います!

◆○『1日1分で自律神経が整う おとなの音読』
(SBクリエイティブ)

 まずは『1日1分で自律神経が整う おとなの音読』です。みなさんは、自律神経をご存知ですか?自律神経とは、身体が自律的に動くための神経のことで、血圧や脈拍・消化や代謝を整えてくれるものです。これが整っている状態だと身体機能の調子がとても良くなるけれど、逆にこれが整っていないと身体の調子が悪くなってしまうと言うものです。そして厄介なのが、「自律」神経なので、私たちの意思とは関係なく動くのです。でも、そんな自律神経を整える手段が1つあり、それが何を隠そう、音読なのです。

◆“音読”の知られざる作用

 音読には実は、自律神経を整える作用があるのです。音読をすると、脳の前頭前野という部分が刺激され、セロトニンというホルモンが分泌されます。このセロトニンは脳の興奮を抑え、心身をリラックスさせる効果があるので、自律神経のバランスを取るのに有効なのです。音読という具体的なアクションを取ることで、体に働きかけ、体を通じて自律神経の乱れをなくすことができるようになるのです。でも、多くの場合、自分で「音読しよう」と考えなければ音読なんてしませんよね。だからこそこの本では、どんな音読の仕方をすればいいか、そしてどんな文章を読めば自律神経が整うかと言うことが描かれています。

◆○『自衛隊メンタル教官が教える 心の疲れをとる技術』
(朝日新書)

 次は、『自衛隊メンタル教官が教える 心の疲れをとる技術』です。「なんだか頭にモヤがかかったように思考が整理できない」とお悩みの方は多いかもしれませんが、もしかしたらそれは心の問題かもしれません。この本は、精神的に疲れていたり、やる気にムラがあることに悩んでいる人に対して、「システム」でそれを解消する方法をまとめたものです。人間、忙しくて大変な時には、他の人よりも速く、多くの仕事をします。周りはそれを見て、「そんなに仕事ができているなら大丈夫なんだな」と考えて、別の仕事を降ったりしますが、実はそれは大きな間違いで、その人に負荷がかかっているけれど自分でその心の疲れに気付いていない状態だと言えます。こういう状態のことを、本書では「2倍速モード」と表現していますが、まさにその通りだと思います。疲れている時ほど、自分の疲れに自覚的になれないもの。もしかしたらこの文章を読んでいるみなさんも、疲れていることを自覚できていないだけかもしれません。

◆システム的に脳の疲れをとる

 この本ではそれに対して、システムでの解決法を提示してくれます。所詮「気をつけよう」と精神論で片づけようと思ってもうまくいかないもの。この本ではそれよりも、システム的にその状況を回避できるような工夫をする必要があると言うことを教えてくれます。もしみなさんの中で「なんだか脳が疲れたような感覚がある」という人がいたら、「精神的には問題ないはず」と思っていても、読んでもらえればと思います。

◆○『13歳から鍛える具体と抽象』
(東洋経済新報社)

 最後は『13歳から鍛える具体と抽象』です。この本は、頭の中を整理する時に必要な、抽象と具体の行き来を教えてくれるものです。例えば、「にんじん」は、カテゴリの中では「野菜」であり、もっと言えば「食べ物」であり、「モノ」です。でも具体的に言うと、「ミニキャロット」「金時キャロット」などいろんな種類があります。情報は、具体的に説明することも、抽象的に捉えることもできて、この行き来の中で情報は整理されていきます。そしてこれが得意な人は、脳を整理することができるのです。

 例えば「将来が漠然と不安だ」と思ったとして、これは抽象的な、ぼんやりとしたイメージです。この状態で自分の頭の中でずっと「悩み」として置き続けていると、物事はわからなくなってしまいます。

◆抽象的な“悩み”を具体的に考えてみる

 しかし、この「悩み」を具体的にしてみると、物事が整理されるようになります。具体的に考えたら、「大学や学部が決まってなくて不安だ」ということかもしれません。そして、そうであるのならば、「じゃあ、大学や学部を決めれば、漠然とした将来の不安が1つ解消されるかもしれない」と考えることができるようになります。大抵の悩みは、具体的に考えたら解決策が見つかるものです。

 どうしようもなくて悩んでいる状態というのは、その悩みがぼんやりとしていて、具体的ではない状態だからだと思います。抽象と具体を行き来する中で、頭の中が整理されて、脳に「悩み」が貯まらなくなっていくのです。

 いかがでしょうか?私たちはよく、人間ドックや健康診断で身体を労わることをしますが、実は脳も同じように労わる必要があるかもしれません。これらの本でぜひ、あなたの脳を労ってあげてください!

<文/布施川天馬>

―[貧困東大生・布施川天馬]―



【布施川天馬】
1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たす。著書に最小限のコストで最大の成果を出すためのノウハウを体系化した著書『東大式節約勉強法』、膨大な範囲と量の受験勉強をする中で気がついた「コスパを極限まで高める時間の使い方」を解説した『東大式時間術』がある。株式会社カルペ・ディエムにて、講師として、お金と時間をかけない「省エネ」スタイルの勉強法を学生たちに伝えている。(Twitterアカウント:@Temma_Fusegawa)
 
   

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