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GINZA SIXで大規模新作アートがお披露目!ヤノベケンジが『BIG CAT BANG』と共に宇宙を旅して俯瞰する

TORSO JACK

ヤノベ氏が創作した作品の中でも最大級である『BIG CAT BANG』は、三日間の徹夜の設営で四苦八苦しながらの作業だったそう。

それでも「現時点で僕の最高傑作」と喜びを伝えた。

後藤氏も「GINZA SIXで展示することで、時代に対して一石投じることができる。時代に対するメッセージ性、コロナ後の今に物語や希望を提示する必要がある。それをできるのは偉大な彫刻家であり、物語作家であるヤノベケンジだ」と推していた。

 

宇宙猫「SHIP’S CAT」

ここで宇宙猫「SHIP’S CAT」について。

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猫は、疫病を流行らせたり、船の中の食糧を食べてしまうネズミを駆除するためにエジプトから船に乗り世界に広まった動物で、”守り神”のような存在だったという。

この船乗り猫をモチーフとして作品にしたのが「SHIP’S CAT」。

この「SHIP’S CAT」をヤノベ氏が2017年に誕生させ、福岡から始まりフランスはルーブル美術館別館のカルーゼル・デュ・ルーブルで展示。

そしてまた海を渡り、中国は上海。日本に戻り瀬戸内・大阪・京都、そして台湾と世界を旅するように巡ってきた。

「安全や出会いを助ける守り神となって、混乱する世界においても、人々や若者の旅を導いて欲しい。」

という願いが込められている。

 

宇宙船LUCA号に乗ってきた「SHIP’S CAT」

ヤノベ氏は「アート作品というのは感覚的に受け取ってから、それぞれの解釈をしてもらうのが一番ベストな楽しみ方。」と伝えたうえで『BIG CAT BANG』についてのストーリーを話してくれた。

”35億年前に太陽の塔のような形をした宇宙船に乗って、生命を植え付けるために、宇宙猫が地球に降り立った。

その間地球では5回の生物絶滅の危機が起こるが、何とか乗り越えた宇宙猫は人間が誕生したころには疲れ果て絶滅していく。

そしてこの宇宙船も宇宙に帰る燃料もなくなり、猫耳も落ちて、今は大阪万博会場跡地にて佇んでいる”

というヤノベ氏によるオリジナルストーリーから創られたインスタレーション。

そして、

「6度目の生物絶滅の危機は人類が起こすのではないかと言われている。それに対して俯瞰的に見て、自分たちの地球を世界を守らなくてはいけないんだよ。」

とヤノベ氏は作品にメッセージを込めた。

とても気さくで、遊び心のあるヤノベ氏。様々なポーズをとってくれたり、トークでも会場の人達を楽しませてくれた。

そのお人柄のように、大規模なインスタレーション作品なので鑑賞するだけでも十分見応えあるものの、隠された見どころも多数あるようだ。

太陽の塔の宇宙船「LUCA号」の名前の由来にも隠された意味が…。

今後SNSで小出しに様々な情報が出してくれとのこと。

展示期間も来年の夏までなので、じっくり作品を考察したり、楽しむことができる。是非、GINZA SIXにお立ち寄りになって、宇宙船LUCA号に乗った可愛い宇宙猫SHIP’S CATを見上げてみてはいかがだろうか。

 

インスタレーション展示詳細

作品名:『BIG CAT BANG』
アーティスト:ヤノベケンジ
展示場所:GINZA SIX 2階 中央吹き抜け
展示期間:2024年4月5日~2025年夏(予定)
協力:岡本太郎記念館

 

『BIG CAT BANG』LIMITED SHOP

『BIG CAT BANG』宇宙猫グッズを特設スペースにて限定先行販売。

フィギュアやカプセルトイ、Tシャツなどのオリジナルアイテムなど、ここでしか手に入らないアイテムも存在。

期間:2024年4月5日~2024年4月14日
場所:GINZA SIX 2階 三原テラス
※雨天の場合は中止。

 

『BIG CAT BANG』のメイキングブック

ヤノベケンジと岡本太郎記念館 平野暁臣館長との対談、後藤繫雄によるヤノベケンジのインタビューを収録。

企画編集:後藤繫雄
定価:3,850円(税込)

『BIG CAT BANG』LIMITED SHOPにて、2024年4月5日~2024年4月14日の期間中、先行販売。2024年4月15日以降、銀座蔦屋書店ほかで発売予定。

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