「ナンバー3の小山容疑者は、特殊詐欺のかけ子を束ねる立場で、JPドラゴンで重要な位置を占めていました。また、日本で指名手配がかけられている別の幹部(55)も3月に拘束されています。日本警察の強い要請におされて、フィリピン当局がようやく本腰を入れてJPドラゴンの一掃に取り掛かっているところです。日本警察のターゲットとなるRやYの拘束も時間の問題となりそうです」
フィリピン当局との蜜月が終わりを迎え、大物幹部の相次ぐ逮捕で瓦解が進むJPドラゴン。異国の地・フィリピンからリモートで闇バイトを使って行われた犯行の全容解明が待たれる。
文/大木健一 写真/フィリピン移民局、phoo-ac.com