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柏木由紀卒業コンサート、現役とOGが勢ぞろいで17年間のアイドル人生を祝福!

asagei MUSE

 さらにNMB48兼任時代を想起する「イビサガール」、そしてNGT48兼任時の思い出の楽曲となる「Maxとき315号」では、イントロの時点で観客から歓声が沸き上がっていた。

 柏木がYouTube風に語るトーク映像では、1回目の選抜総選挙で9位にランクインした件について言及。コメントする声は泣いている風だったが、涙は流していなかったと告白だ。その流れで今回の卒業コンサートでは泣いたのかを知りたいと、映像のなかからステージ上の自分に語り掛けていた。

M15「イビザガール」

M16「Maxとき315号」

 続いてはファンも待ち望んだOGとのコラボ。可愛らしい女性たちがワンピース姿で登場したかと思えば、その二人は高城亜樹と倉持明日香。柏木を加えた3人と言えばそう、ユニット「フレンチ・キス」だ。

 ここでは「IF」や「カッコ悪い I love you!」を披露しつつ、冠番組「フレンチ・キスのキス旅」では海外ロケでパリなどを訪れた思い出についてトーク。番組スポンサーで今回のコンサートにも協賛しているイモトのWiFiに感謝を示していた。

 続けては高橋みなみの登場に会場がどよめくことに。たからかに「AKBーーーっ!」と叫べば、AKB48にとって記念すべき初オリコン1位に輝いた「RIVER」をドロップだ。

M18「カッコ悪いI love you!」はフレンチ・キスとして披露

高橋みなみと共にM19「RIVER」

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 さらに二代目総監督の横山由依と「少女たちよ」を披露し、チームPB(プレイボーイ)による「遠距離ポスター」ではオリジナルメンバーの高城、宮澤も参加し、ファンはやんやの喝さい。

 そして当時、対決していたチームYJ(ヤングジャンプ)の指原莉乃と峯岸みなみが現われ「Choose me!」を披露。当時を知るファンは涙なしでは観られなかったことだろう。

M20[少女たちよ」では横山由依(右)と共に

指原莉乃と峯岸みなみのチームYJでM22「Choose 1 me!」

 次のパートでは選抜メンバーたちと2019年の「ジワるDAYS」を披露し、そこから現役メンバーが全員参加して「フライングゲット」「君と虹と太陽と」「10年桜」と時代をさかのぼっていく構成。撮影可能タイムも設けられ、ファンに笑顔を届けようとファンサービスの連発だ。

 するとステージには「Green Flash」のイントロが流れ、共にダブルセンターを務めた小嶋陽菜が登場。思い出が詰まった自身初のセンター曲を緑のペンライトに照らされながらしっとりと歌いあげた。

 本編のラストを締めたのは初の単独センター曲にして卒業シングルの「カラコンウインク」。大盛り上がりのなかで本編が幕を閉じると会場は大きな「ゆきりん」コールに包まれ、スクリーンには柏木の軌跡を紹介する映像が流れた。

M27「Green Flash」は小嶋陽菜とのWセンター曲

本編は自身初の単独センター曲「カラコンウィンク」で締めく括った

 17年ぶんの思い出にファンが感慨にふけるなか、ピンクの華やかな卒業ドレスに身を包んだ柏木が再登場。「卒業してもみなさんの前ではアイドルでいさせてください」とお願いしつつ、「こんなにたくさんのアイドルがいる中でAKB48を選んでくれて本当にありがとうございます」「今のAKB48が最強で最高だと心の底から思っています」とファンへの深い感謝を口にした。

 ここで披露したのは「カラコンウインク」のカップリング曲で、17年間のAKB人生を締めくくる卒業ソングの「最後の最後まで」。途中では感極まってしまい、一瞬だけ歌えなくなる場面もあるなど、柏木らしいしっとりとした歌声で観客を魅了した。

アンコール1曲目は卒業ソングの「最後の最後まで」

 ここで「チームB集合!」との掛け声をかけると、1期生も含めた初代チームBのメンバーが集結。披露したのはチームB 3rd公演のオープニング曲である「初日」だ。そのまま現役メンバーも全員登場し、「約束よ」ではドレス姿でセンターステージに向かって歩きながら歌唱。美しい晴れ姿で遠くの席に座るファンまで魅了した。

 アンコールのラス前には、OGも含めて本日の出場メンバー全員が勢ぞろいし、卒業コンサートの定番曲である「桜の花びらたち」を披露。そして最後の楽曲に選んだのは、この日二回目の歌唱となる「遠距離ポスター」だった。3時間に及んだコンサートで柏木は「みなさんまだまだ声出せますか?!」とファンを煽りつつ、“アイドルゆきりん”らしさ全開でのパフォーマンスだ。

現役+OG全員で卒コンの定番曲「桜の花びらたち」を披露

オーラスに選んだのはこの日2回目の「遠距離ポスター」だった

 いよいよ全曲を披露し終わり、あとはステージを去るだけ。ここで花道の中央部が段々とせり上がり、背景のスクリーンに映し出されたお城のゲートへと続く長大な階段が登場だ。

 その階段を一段ずつ踏みしめるように歩んでいく柏木。お城の前では現役メンバー全員から一輪ずつ花を受け取りながら、笑顔はキープしたままの姿がいかにもゆきりんらしいではないか。

エンディングでは天空の城に帰る長大な階段が出現

最後は現役メンバー全員から別れの花を受け取った

 最後はお城のゲート前に立ちつつ、満員の会場を感慨深そうに眺める。ここで二枚の大型スクリーンがドアのようにゆっくりと閉まり、柏木はステージを去っていった。最初から最後まで“アイドル”であり続けることを体現した見事な卒業コンサートだった。

(取材:渋谷のぞみ、遠藤葵/撮影:Issey Nakanishi)

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