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「生への回帰というのがこの映画の目指したところです」荒木伸二監督、若葉竜也『ペナルティループ』【インタビュー】

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 まあ、あえてカテゴライズするならですよ。「何を見たんだ、何を見せられたんだ」みたいな読後感が、例えば『鉄男』(89)とか『ピンク・フラミンゴ』(72)を見た後の気持ちと同じになったということで、「俺がカルト映画を見た時と同じだな」と思ったので。

-最後に映画の見どころも含めて、観客に向けて一言お願いします。

若葉 この映画は嫌いな人は大嫌いだと思います(笑)。僕は今までの日本映画が大好きな人たちには受け入れられないだろうなと思っています。ただ、それに対するアンチテーゼでもあったので、すごく興味があるのが、飽和状態の日本映画界にこういうものが投下された時に、群衆の中でどれぐらいの反応があるのかというのはすごく興味があるので、その声を早く聞きたいです。

荒木 99分の新しい乗り物を作りました。客席のアームレストにしっかりつかまって、お気を確かに、振り落とされないようにご覧ください。気に入ったら、何度も見てください。繰り返し、見れば見るほど楽しめる作品にできたと思っています。

(取材・文・写真/田中雄二)

 

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