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なんとAIが全員平等に写真を選出!今どきの卒業アルバムは「親の苦情対応」で「子供のカタログ」になっていた

アサ芸プラス

 2月14日から公立学校教員の待遇改善に向けた議論が始まったが、こういう保護者のクレーム対応も教員のサービス残業に含まれる。結局、教員の業務と気苦労ばかりが増え、クレームやトラブルのもとになるので、最近は卒業アルバムにはノータッチの公立校、私立校が増えた。卒業アルバム制作を廃止した私立校もある。

 で、最新の卒業アルバムはといえば…。業務委託した写真スタジオのカメラマンが撮った3年分、6年分の写真データの中から、AIが生徒や児童の顔を識別、抽出して同じ大きさ、みんな平等に同じ枚数の写真が並ぶ。それなら保護者から苦情は出まい。

 人間が選んだ写真であれば、横顔から滲み出る子供達の緊張感や高揚感、キラキラした目の輝き、アルバムに変化と驚き、そして行事の臨場感が生まれるものを、AIが「平等に」のみ重きを置いたアルバムはまるで「子供のカタログ」だ。

(那須優子)

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