エンゼルス・大谷(右)とヤンキースのジャッジ
2023年、大谷翔平選手はアメリカンリーグ(AL)の本塁打王に輝いた。自身はもちろん、日本人選手として初めての快挙である。
MLBにおいて2021年シーズンはボールが飛ぶと言われ、逆に2022年シーズンはボールが飛ばないと言われた。では2023年はどうだったのだろうか。
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MLBレギュラーシーズン公式戦1試合あたりの、1チームの平均本塁打数を見てみると、2020年は1.28本で、2021年は1.22本だった。2022年は1.07本と前年比で12.3%もの下落となった。これは2015年の1.01本以来の低水準である。
しかし2023年は1.21本と、一昨年並みの水準に戻った。ただ、個人成績の上位の選手で見れば、MLB全体で40本塁打以上を放った打者は、2021年5人、2022年4人、2023年6人と大差はない。