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古田敦也が「いちばん腹が立った」という日本シリーズでの東尾修の「挑発的セリフ」

アサ芸プラス

「古田、惜しかったけど勝てると思ったか」

「はい、勝てると思ってやってました」

「お前らが勝てるわけねぇだろ。自分の実力もわからずやってたら、勝てるわけねぇよな。そりゃあ負けるわ」

 これは1992年の日本シリーズ試合後の、東尾修氏と古田敦也氏のやり取りである。森祇晶監督率いる西武に、野村克也監督のヤクルトは3勝4敗と惜敗。西武は6度目の日本一に輝いた。

 当時のヤクルト捕手、古田氏が野球解説者・上原浩治氏のYouTubeチャンネル〈上原浩治の雑談魂〉で振り返ったのは、「いちばん腹立ったわ」という冒頭の東尾氏の言葉だった。

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 そして翌1993年の日本シリーズ。今度はヤクルトが西武に4勝3敗と、雪辱を果たした。東尾氏の挑発的なひと言が、古田氏の心に火をつけ、ひいてはヤクルトナインを発奮させることになったのではないか。

 余計なひと言は、1989年の日本シリーズでも展開されている。巨人は初戦から3連敗を喫し、あとがない状況に。ところが3戦目の先発投手、近鉄・加藤哲郎が「巨人はロッテより弱い」といったニュアンスの発言をしたことで、巨人ナインが怒りの反撃に打って出る。結果、大逆転の日本一になったのだった。

 1997年、ヤクルトは東尾修監督率いる西武と、日本シリーズで対戦。4勝1敗とし、野村監督に監督人生最後の日本一をプレゼントするとともに、古田氏が初のMVPを獲得。26年前の10月23日のことだった。

(所ひで/ユーチューブライター)

 
   

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