
「楽屋ではみんな仲よかったけど、『俺はここで売れる』と思ってた。スタジオでは戦ってたね」(太田)。写真は1997年撮影
1992年10月に放送が始まった『タモリのボキャブラ天国』(フジテレビ系)は、やがて無名芸人たちがダジャレネタで競い合うスタイルに変貌。大ヒットし、1999年の8期まで続く人気番組となった。
番組に出演する芸人は「キャブラー」と呼ばれ、2000年代以降を席巻するようになる。その代表的存在が、爆笑問題の太田光(58)と田中裕二(58)だ。
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「最初に企画を聞いたときは、おもしろいのかな? って半信半疑でしたよ。スタッフも、ここまでハネるとは思ってなかったはずでね」(田中)
1993年に「NHK新人演芸大賞」を受賞し、キャブラーのなかでは実績のあった爆笑問題は、『ボキャ天』でも連勝を重ね、初代名人に輝く。