認知症は、約5人に1人が発症する病気である。
認知症の代表的な症状は物忘れだが、それ以外にもさまざまな症状が現れる方もいる。
今回は、意外と知られていない認知症の症状について、そして「認知症かもしれない」と思った時の対応法について解説する。
3大初期症状
まず、認知症の初期で見られる有名な症状は、記憶障害、見当識障害、実行機能性障害だ。
記憶障害とは、特に最近の記憶を失いがちである。
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反対に、昔の記憶は残りやすい。
また、「自分のものを盗まれたと思いこむ」、「食事を食べたことを忘れる」なども記憶障害の症状である。
次に見当識障害とは、自分と周りの状況から自身がいる状況を理解できなくなることだ。
具体的には、人の名前や、場所、日付が分からなくなってしまう。
最後に実行機能性障害とは、料理などの工程が必要な作業ができなくなる症状だ。
これらの症状は、いわゆる年のせいにされやすいが、れっきとした脳の病気である。