だが「好事魔多し」は世の常。こと政権維持にかけては手練手管の寝業師と言われる自民党の執行部幹部も、冷笑交じりにこう指摘するのだ。
「維新が今、有頂天になっているのは間違いない。ただ、維新が大躍進したと言っても、所詮は地方での出来事にすぎない。事実、あの衆院補選で新たな議席を獲得したのは、維新のホームグランドにあたる大阪圏でのことだ。要するに維新の本質は、いまだローカル政党ということ。その点を早くも勘違いしているのだから、笑止千万の極みでしょう」
ある意味では、戦略なき迷走の立憲民主党以上に、維新は「おバカ」ということか。