近親、一族にはジャパンCを制したシングスピール(GI4勝)など活躍馬がキラ星のごとくいる良血。道悪実績もあり、梅雨時の今を思えば、大きく狙ってみたい。
逆転候補には5歳馬のレインフロムヘヴンを挙げたい。3勝クラスを勝ち上がったばかりだが、こちらもソヴィエトスター(仏2000ギニー)ほか近親、一族に活躍馬が多くいる血筋の出。左回りがスムーズで東京コースは〈4 2 1 2〉と得意とするところ。状態もよく、チャンスがあっていい。
一方の函館スプリントSは、過去20年で馬単による万馬券が7回(馬連では4回)と、比較的よく荒れる重賞である。
こちらも混戦模様だが、穴党としてイチオシしたいのは、ヴァトレニだ。
前走の鞍馬Sは9着に敗れたが、不良馬場での競馬のうえ、斤量59キロを背負ってのもの。やむを得ない結果だったように思う。それでも勝ち馬とはコンマ6秒差。ならば巻き返しがあっていい。
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前走後は、ここを目標にいたって順調。1週前の追い切りも実によかった。北海道(函館、札幌)の洋芝は〈4 0 1 0〉と実績があり、得意なのは心強い。
3代母ウイニングカラーズはケンタッキーダービーを制した女傑(GI3勝)。ここは初重賞制覇のチャンスとみた。