「梅野は2安打1打点2得点、ミエセスも2安打で1本塁打。小幡も2安打の他にスクイズを決め、島田も2安打2打点と、この日スタメンに入った面々がことごとく結果を残したのです。ここまでスタメンが固定されずにきたのは、梅野と坂本誠志郎を併用している捕手以外では、ライトだけ。主に新人の森下翔太とミエセス、島田を代わる代わる使っていますが、前の試合から替わってスタメンに起用された選手が必ず結果を残す、という結果になっている。彼らの危機感を監督が上手く煽って競わせているのが、奏功していると思われます」(前出・在阪スポーツメディア関係者)
まさに「岡田アレ流采配」が当たりまくっているのだ。岡田監督は試合後、打線組み替えについて、
「打ったなぁ、見事的中したなぁ。前川の3番は俺が進言したけどな、おーん。向こうは(左投手は)松井(裕樹)1人やろ、中継ぎな。左を並べても、ワンポイントも絶対けえへん」
左打者を5人並べた理由を、そう明かしたのだった。
まさに深謀遠慮が生み出した、当たるべくして当たる岡田マジック。次はどんな手を繰り出すのか。
広告の後にも続きます
(石見剣)