がんばればギリはいるかもしれないですが、無理して入れることになるためこのまま運ぶのは難しそう。運ぶうちに弁当が傾いて横倒しになる未来しか見えません……。
次に警視庁のやり方で、マチ(奥行き)を広げていきます。
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マチは弁当箱の幅にあわせて広げていきます。広げたら底の部分も両サイド折っていきます。
底を折ったらガムテープなどで固定すると、より強度が増します。ちなみにガムテープは中の芯を抜く※と、防災バッグの中でもかさばりません。紙袋と一緒に、一つ備えておくといいですね。
※ガムテープの芯の抜き方=ガムテープの側面を押して芯を潰す。潰れたら一度ひろげて芯とテープの隙間に指をいれて抜く。わりと簡単に抜けます。
すると、先ほどまで入らなかった弁当がスッポリ入ります。マチを広げた分、弁当箱が入りやすくなり、逆に紙袋の高さは減っております。
ためしに5箱ほど積んでみましたが、高さ的にはなんとか入りました。写真では伝わらないのかもしれませんが、尋常ではない「安定感」です。
ただしテストでは空の弁当箱を使用したため、中身のある弁当箱を重ね入れする場合には、やはり強度を考え折った部分を「ガムテープ」などでしっかり固定するほうが安心です。
とはいえこれならば、抜群の安定性で弁当が倒れる心配はなさそうです。また、弁当を手に持って運んだりすることによって、落下させる心配もなくなります。
今後梅雨や台風シーズンとなることを踏まえると、災害が発生する確率は高まります。また、地震等の被害を受ける可能性もあります。そんな時に。このような小技を知っておくことで、普段なら苦労の連続である避難所暮らしを「やや快適に」で過ごすことができるのではないでしょうか。
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) May 28, 2023
(たまちゃん)