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中日・細川成也 恐怖の三番打者に成長/初めての一軍生活

週刊ベースボールONLINE


細川成也

 プロ7年目。過去の自分をとうに超えた。これまで一軍最多出場はDeNA時代の2021年の37試合。5月23日の広島戦(マツダ広島)で今季38試合目の出場となると、同点で迎えた7回に勝負強さを見せた。二死一、二塁から大瀬良大地のカットボールをとらえた打球は左中間を抜けた。

「何とか1本出して、連敗を止められるように必死に食らいつきました。感触も良かったし、あの場面で打てて良かった」と細川。勝ち越しの2点二塁打となりチームの連敗を7で止めるV打となった。

 昨オフに初開催された現役ドラフトでドラゴンズに移籍した。開幕一軍を勝ち取るとここまで打率3割超と結果を残し、スタメンに定着。それでも和田一浩打撃コーチの指導の下、積極的に早出特打を敢行し、自らの位置を確かなものにするため必死の日々が続く。

 打席を重ねていく中でバットも工夫している。プロ入り後初となる猛打賞をマークした5月5日の巨人戦(バンテリン)から使っているのは、チームの先輩でもある大島洋平モデルのバットだ。

 長距離ヒッターとしては意外な選択だが、「すごく良い感覚です」。これまで使っていたものより10グラムほど重い900グラム。狙いは重みを感じて、ヘッドを利かすこと。その狙いどおりバット変更後は安定した成績を残し、その打棒はさらに威力を増している。

「ここまで試合に出続けたことがなかったので、今は本当にうれしい。まだ続くので、ここから1試合1試合食らいついてやっていきたい」。背番号0が三番に定着し、強い輝きを放っている。もはや細川抜きの打線は考えられない。

写真=BBM
 
   

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