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「YouTuberにも通ずる」 上岡龍太郎さんが30年前に語った“テレビ論”が話題

yutura

先月19日に亡くなった、元タレント・上岡龍太郎さんへの追悼の声が集まる中、ネット上では、上岡さんが30年以上前に語った“テレビ論”が「YouTuberにも通ずる」と話題になっています。

30年前に上岡龍太郎さんが語った“テレビ論”が話題

上岡さんは数々の人気番組に出演し、司会として活躍。流れるような語り口調でズバズバと物を言うスタイルで人気を博していました。ところが2000年、上岡さんは人気絶頂の中で突如として芸能界を引退。その後は復帰することなく、先月81歳で亡くなりました。

ネット上では追悼の声が上がる中、上岡さんのかつてのテレビの番組での発言が、現代のYouTubeにも通じるとして再評価されています。話題になっているのは、1990年4月に放送された『EXテレビ Osaka』(日本テレビ系)の「超過激テレビ論を語る」というコーナーです。番組は同月にスタートしたばかりで、上岡さんは60分にわたって1人でテレビ論を語りました。

上岡さんは「テレビの面白さ」について、

素人が芸をするか、玄人が私生活を見せる。この2つに1つ。

と発言。昔と違って視聴率70~80%取るようなオバケ番組がなくなったとしつつ、現在は「パーソナルに、個人的に何が面白いかを見るしかなくなってきたんですね」と考察しました。

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また、テレビへのクレーム(※クレームという言葉は当時は使われておらず、上岡さんは「文句」と発言)で最も多いのは、「あいつ嫌いや、出すな」というものだとした上で、上岡さんは、チャンネルを変えたり、テレビのスイッチを切ることもできるとコメント。しかし、そうしないのは、「俺の嫌いなヤツがしゃべってると、他のヤツがそれに感化されるかもわからない。で、感化されると日本国中大変なことになってしまう」と、クレーマーの心理を推測しました。上岡さんは、気持ちを楽に持てばいいのに、そうなってしまうのは、「テレビの登場が“魔法の箱”すぎた」ことや、テレビが過大に評価されてることを理由に挙げています。

上岡さんは、芸人と暴力団は、「楽したい」「チヤホヤされたい」といった点で「根は一緒」だと主張。「良識なんかあったらこんな仕事してませんから」とも話します。芸人の仕事については、「売れりゃ、こんな良い商売ないけど、売れなんだらこんな惨めな商売はない」とコメント。本来、一般人は、芸人を反面教師にしてコツコツ努力するのを理想としていたのに、今や「一般人までみんな一攫千金、濡れ手で粟、棚からぼたもち、全員が今や芸人思考に働いてんねやから」と現状を憂いました。

上岡さんに共感の声

上岡さんは、テレビに大げさな期待感を抱いて過大評価するべきではないと主張。

本を読む、人と話す、街へ出る。そうですね、その方が人生もっと豊かになりますよ。テレビ見る時間があったら、スイッチを消して、本を読むか人と話す。その方が、人間豊かになる気がしますけどね

とも語っていました。

訃報後、この映像の一部がSNSで拡散され、「彼が現役だった頃に語っていた内容が現在のネットコンテンツにも通じるところがある」「すごい。大衆の嗜好や行動のパターンそのものは当時から変わってないんだな…」と、テレビをネットやYouTubeに置き換えれば現代にも通ずるとの声が上がることに。「やっぱり人・本・旅やなぁ」「ネット テレビ ゲーム の時間 減らすのがいい」といった声も寄せられています。

 
   

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