さらに、坂本龍一とのコラボレーションにも話題が及び、SUGAは「とても素敵な大人で、初めてお目にかかるのに、以前から知り合いだったかのような方でした」と、初対面での坂本の印象を語った。精神的にも体調的にも大変な時期を挟んだという今回のアルバム制作では、坂本との楽曲制作の時間は癒しにもなったというエピソードも披露。『D-DAY』の制作秘話やSUGAの想いを、彼自身の声で直接聴くことのできる貴重な機会となっていた。
公開収録のラストは、ワールドツアーへの意気込みなどを改めて語る時間に。SUGAはアメリカとインドネシアでの公演を振り返りながら、「『僕のすべてを見せてあげる』と思いながら（公演を）行っています。MCもほとんどなく行います。準備を沢山したので、ステージに初めて上がるときも緊張しませんでした。本当に楽しんでいます」とコメント。また、今回のツアーでボーカルに目覚めたというSUGAは「今まで見たことのない演出が見られるし、制作側も僕自身も自信のある公演。本当にたくさんの人に見てもらいたいです」と、日本公演に向けた想いを語り、メディア向けの公開収録パートを終えた。
終了後は「お疲れ様でした」と報道陣に会釈して、イマジンスタジオを後にしたSUGA。今回収録された内容は、6月9日22時よりニッポン放送でオンエアされる。SUGAのツアーやアルバムへの想いを、日本のラジオから彼自身の声で聴けるまたとない機会。放送をぜひ楽しみにしていてほしい。
（文＝市岡光子）
