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かつて「好きになってはいけなかった」ヒートで引退を望むバトラー「俺が着る最後のジャージーになる」<DUNKSHOOT>

THE DIGEST

 リーグ史上2チーム目となる、第8シードからのNBAファイナル進出を果たした今季のマイアミ・ヒート。その立役者が、エースであるジミー・バトラーなのは間違いないだろう。

 キャリア12年目を迎えた33歳の“闘将”は、ここまでのプレーオフ17試合で平均28.5点、7.0リバウンド、5.7アシスト、2.1スティール、フィールドゴール成功率48.3%と見事な数字をマーク。

 ミルウォーキー・バックスとのファーストラウンドでは1試合56得点や劇的な同点弾を決め、トップシードを破る原動力となったほか、ニューヨーク・ニックスとのイースタン・カンファレンス準決勝では足首を痛めながらも攻守で奮闘。ボストン・セルティックスとのイースト決勝でも、疲労で精彩を欠く試合もあった中でカンファレンス・ファイナルMVPに選ばれるなど、獅子奮迅の働きでチームを牽引し続けた。
  今や“ヒートの象徴”とも言える存在となったバトラーだが、NBA入り当初はヒートのことが好きではなかったという。ファイナル目前の5月末に行なわれた『ESPN』のインタビュー内で、その理由についてこう語った。

「俺がリーグに入った時、ヒートはいつも(シカゴ)ブルズを倒していた。“ヒートルズ(レブロン・ジェームズ、ドゥエイン・ウェイド、クリス・ボッシュが集結したビッグ3の愛称)”がいた頃はそうだったんだ。だから、ドラフトでブルズに入団した俺は、ヒートを好きになってはいけないと言われたんだ。D-ウェイドとは同じ学校(マーケット大)に通っていたけど、好きになれなかったね」

 バトラーは2011年ドラフトの1巡目30位で指名されブルズ入り。当時チームは2010-11、11-12シーズンこそMVPに輝いたデリック・ローズの大活躍もあってイースト首位に立ち、ビッグ3擁するヒートと熾烈なライバル関係にあったものの、以降はローズのケガもあり成績は下降。2011~14年と4シーズン連続でファイナル出場、うち2度のリーグ制覇を成し遂げたヒートに差をつけられる形となっていた。
  その後、2016-17シーズンには大学の先輩であるウェイドがブルズに加入しチームメイトに。そして2019年夏、当時所属していたフィラデルフィア・セブンティシクサーズからトレードで放出され“宿敵”ヒートの一員となったわけだが、今ではマイアミのジャージーを着たまま引退したいと思うまでになったようだ。

「時は流れ、ブルズでD-ウェイドと一緒にプレーすることになった。そして、これが俺が最後に着るジャージーになるだろうね」
  チームを10年ぶり4度目、しかも史上初となる第8シードからの優勝に導けば、バトラーの名はリーグ史、またヒートのフランチャイズ史に燦然と輝くことになるだろう。

 NBAファイナル第1戦は現地時間6月1日(日本時間2日)、デンバー・ナゲッツの本拠地ボール・アリーナで行なわれる。相手は間違いなく格上で、下馬評ではヒートの圧倒的不利と目されているが、ここまでジャイアントキリングを続けてきたヒートとバトラーなら、世界中の予想を覆す大波乱を起こしてくれるかもしれない。

構成●ダンクシュート編集部

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