
アメリカ・メジャーリーグエンゼルスの大谷翔平選手が投げる“魔球”の秘密の解明に挑みました。
【映像】研究チームが“魔球”の秘密を解析
「一般的なスライダーの変化を見ると、あまり曲がっていない。(大谷選手のスイーパーは)すごい横にスライドしているのがわかると思います。キャッチャー側から見ると…ものすごく曲がりますね」(東京工業大学・青木尊之教授)
今シーズン、大谷選手がよく投げている「スイーパー」は、ほとんど落ちずに横に40cm近く曲がることから“魔球”とも称されています。
東京工業大学の青木尊之教授らの研究チームは、スーパーコンピューターを使い、その“真横に曲がる仕組み”を解析しました。
広告の後にも続きます
大谷選手の投げるスイーパーの回転数は、ほかの選手より多いため、横に大きく曲がるということです。また、ボールの回転軸を50度から60度、バッター側に傾けて投げていて、その結果、後方の空気の流れが斜め下を向き、揚力が発生することで落ちにくいことがわかりました。
青木教授は、ほかの球種についてもボールの傾きでどう変化するのか、調べていきたいと話しています。(ANNニュース)