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シャフトの「しなり」を使えてますか? これができればボールが上がって、飛距離も伸びる!【シャフトをしならせる・前編】

みんなのゴルフダイジェスト

ひとつはヘッドスピードが上がること。

2つめが球筋をコントロールできることだ。

「アマチュアに覚えてほしいしなり戻りは、手元より前にヘッドが出る動きになります。つまりヘッドが走ります。ロフトは寝やすくなり、フェースは閉じやすくなります。そうするとボールは上がりやすくなりますし、つかまりもよくなるのです。飛んで曲がらないボールが打てるわけです」

最近のドライバーはヘッドが大型化しているため、このしなり戻りが大きなカギとなる。なぜならドライバーはフェースが閉じづらいからだ。アマチュアの多くはしなり戻りができず、シャフトがしなったままインパクトしている。まさに振り遅れ状態。ロフトが立つことでボールは上がらず、フェースが開くことでスライスになるのだ。それを嫌がると手を返し過ぎて引っかけも出るという。

「しなり戻りが重要ですが、しなりも不可欠です。低く打ち出すアプローチやスピンをかけたいカット打ちなどは手元を先行させ(ハンドファースト)、しなったままインパクトさせます。しなりを使えば、球の高低や曲がりなど球筋をコントロールできるんです」

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3つめのメリットは、タイミングが合うことだ。

「打ち急ぎ、振り遅れという言葉があるように、ゴルフにもタイミングが求められます。このタイミングとは、シャフトのしなる動きに合わせることなのです。ゴルフで難しいとされるトップからの切り返しでも、シャフトがしなり戻る瞬間がベストタイミングになります。当然、シャフトのフレックスによって変わるわけです。ですから、しなり戻りの意識や感覚がなければ、タイミングが合うはずもないのです」

北野プロは自分が中心ではなく、クラブの動きに合わせることを考えるべきだとアドバイス。

シャフトのしなり、しなり戻りを感じ、それを生かすことでスウィングは大きく変わるのだ。

TEXT/Kenji Oba PHOTO/Yasuo Masuda THANKS/サザンヤードCC

※週刊ゴルフダイジェスト2023年5月30日号「『シャフトをしならせる』この意識でスウィングは変わる」より

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