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意外に知らない? 「百貨店」「デパート」「ショッピングセンター」の違い、専門家が解説

オトナンサー

(1)ターミナル駅の近くに建てられた施設が多く、アクセス面で利便性がよいこと
(2)販売商品のアイテム数が多いこと
(3)対面での丁寧な接客を行えること
(4)複数のブランドを比較しながら商品に触れつつ、買い物ができること

インターネット通販の普及前は、『公共交通機関で行きやすく、何でも手に入れられる』『ショッピングそのものを楽しむことができる』という利便性が消費者に受け入れられていました。

一方、ショッピングセンターの最大の強みは、買い物以外にもさまざまな楽しみや価値を提供できることです。そのため、公共交通機関での移動が難しく、自家用車が必要な場所に建てられたとしても、遠方からの集客が見込めます。

Q.百貨店、ショッピングセンターの主な利用者について、教えてください。

大庭さん「経済産業省が実施した『消費者意識の変化と百貨店利用等に関する調査結果』によると、世帯収入が500万円から2000万円の中・高所得層に百貨店を利用する人が多いという結果が出ています。また、百貨店を利用する人の主な年齢層は、50~60代といわれています。つまり、経済的な余裕のある中高年の人が、百貨店やデパートの主な利用者だと言えます。

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一方、民間のリサーチ会社が公表したショッピングモールに関する調査結果によると、多くの回答者が、配偶者や子ども、友人・知人と一緒にショッピングモールに行くと回答しています。このことから、ショッピングセンターの主な利用者は、家族連れや友人のグループで、中心となる年齢層は百貨店やデパートより若いと言えます」

Q.ちなみに、百貨店とデパートは同義語ということですが、どちらの言葉が多く使われる傾向にあるのでしょうか。地域によって、違いはありますか。

大庭さん「明確なエビデンスはありませんが、関東では『デパート』と呼ぶ人が多い一方、関西では『百貨店』と呼ぶ人が多い傾向にあります。東京では、『京王デパート』『小田急デパート』と呼ぶ人がいますが、大阪では『阪神デパート』『阪急デパート』などと呼ぶ人はあまり見掛けず、『阪神百貨店』『阪急百貨店』と呼ぶのが一般的です」

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