同社は丸亀シェイクうどんをめぐり、「失われていた『食の喜び』が、 私たちのもとに帰ってきました。 その幕開けに、 丸亀製麺が提案する新しい『うどん体験』。 カップを振れば、その場でカンタン、 もちもちうどんのできあがり。 誕生、丸亀シェイクうどん。 うどんはもっと楽しくなる! うどんがおどれば、きっとココロもおどりだす! そんな想いから生まれた、ニュー・スタイル。 今の日本へ、今の気分へ届けます。 お持ち帰りの新体験! 丸亀シェイクうどん」と説明しています。
カップ型の容器の中に、うどんや具材が詰め込まれており、それをシェイクして食べるという全く新しいうどんの形です。
発覚の経緯は下記の通りです。
5月16日、全国で発売が開始 5月21日、テイクアウト用のピリ辛坦々サラダうどんにカエルが混入しているのが発見される 5月22日、Twitter上でカエル混入の画像が拡散され炎上 5月23日、丸亀製麺が公式に謝罪5種類の味から選べるシェイクうどんは、容器の小ささや手軽さ、シェイクするという新しい手法が受け、発売からおよそ1週間あまりで20万食を売り上げる人気商品となっていましたが、騒動を受けピリ辛坦々サラダうどんは発売を中止しております。
関連記事:『マイプロテイン』、大量の虫混入で謝罪も…「反省してない」「言い訳がヒドイ」と炎上
丸亀製麺のカエル混入、画像からやらせと判明?デマの可能性も?
広告の後にも続きます
今回、ことの発端となったTwitterでの投稿ですが、投稿者は「#シェイクうどん 自分が出張中に気に立っていたうどんを食べたら 何にカエル 振った後に食べて最後の方まで気づかなかった お店は3時間の営業停止の後にその日の夜から営業再開、今もサラダや同じ商品を販売中 食べる前には気をつけて」(原文ママ)とつづり、画像と動画を同時にアップしています。
画像や動画などから、生きたままのカエルが混入していたことが発覚。
これをを受け、ネット上からは
《カエルとか混入してるけど 青果で働いてたからなんの驚きもない笑 でもシェイクうどんのカエルはやらせっぽくない???》
《仮に生きてるカエルが麺の上にトッピングされてるサラダにいたとして底になるまで気づかないなんてありえないので完全にデマだね》
《うどんシェイクのやつに生きたカエル入ってたってやつ、本当なのかな???バズらせたいだけのやらせ動画にしか見えないけど、もしそんな事のために野生のカエルを捕まえてきてカップに入れたなら本当に許せない、カエル可哀想。》
《生きたカエル入ってる時点でやらせ感半端ないのに、それでも謝罪するのは偉いわ》
《ほぼうどん食べ終わるまでに色んな工程あっただろうに、カエル生きてるのってやっぱデマなんかな》
《丸亀製麺さんのシェイクうどんのカエル混入動画見たけど、わざわざ新しい箸使ってるからデマだと思うんだが…普通なら、食べるのに使ってた箸そのまま使わんかね??わざわざ新しい箸出して使うなんてこと、わざわざする??》
などとデマややらせを疑う声が寄せられています。
デマややらせの可能性も完全には否定はできませんが、そこまでして動画の再生数を稼ぐメリットもありませんし、企業への信用失墜も起こりうる事案のため、わざわざ投稿者がカエルを混入させるように仕向けたとは考えにくい状況です。
さらに、投稿者は現在でも当該ツイートを残しており、削除や鍵アカウントにして逃亡するという動きを見せていないことからも、混入はほぼ事実と見て間違いないでしょう。
いたずら目的だった場合は、デマややらせの発覚を恐れてアカウント削除したり、鍵アカウントにするなどの然るべき行動に移るケースが多いのも事実です。
関連記事:スシロー、アルコールスプレー噴射テロの犯人が特定される!動画から実名や学校名も判明
丸亀製麺、カエル混入の原因とは?
丸亀製麺側はカエル混入の原因として、「保健所の指導のもと調査したところ、野菜加工工場から混入していたと判断した」としており、「生野菜を扱う取引先の全工場に立ち入り検査を実施する」としています。
丸亀製麺はいわゆるセントラルキッチンを持たず、チェーン店であるにも関わらずに麺やスープ、天ぷらも、おにぎりといった商品を全て各店舗で手作りをするこだわりを見せています。
丸亀シェイクうどんも例外ではなく、注文を受けてから一つひとつ手作りで作成をしており、カエルは加工した野菜に紛れ込んでいたということになります。
運送や調理の段階で気が付かずにそのまま盛り付けてしまった結果、問題の事案が発生してしまったのです。
アフターコロナを見据えたテイクアウト商品として手がけた「丸亀シェイクうどん」。
幸先の良いスタートとはならなかったようです。
(文:服部慎一)