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17年ぶりとなる女子大会に手応え。藤井惠CSO「選手、観客の皆さんみんなでいい大会を作れた」【修斗】

TOKYO HEADLINE

 修斗では17年ぶりとなる女子だけの大会、プロフェッショナル修斗公式戦「Colors(カラーズ) Produce by SHOOTO」が5月21日、東京・ニューピアホールで行われた。

 メインで行われた「世界女子スーパーアトム級チャンピオンシップ」では王者SARAMI(パンクラスイズム横浜)に渡辺彩華(同級2位/AACC)が挑み、2RKO勝ちで新王者が誕生。この日から「インフィニティリーグ2023 女子ストロー級」が開幕し、「X」となっていた5人目の選手が元ストロー級クィーン・オブ・パンクラシストの藤野恵実(トライフォース赤坂)であることが発表されるなど話題も豊富な大会となった。

 Colorsの藤井惠CSOは入場式で「17年ぶりの女子だけの興行。『G-SHOOTO』から『Colors』に名前を一新しましての初めての大会。選手一人一人が自分の色を持って、それぞれが自由な戦い方で自分を見せてもらい、そして世界に羽ばたいてもらいたいなという思いを込めてColorsという名前にさせてもらいました。17年前のG-SHOOTO、私も出させていただいたんですが、今日ここで戦うメンバーの中にもその当時戦っている選手もおられます。そういう先駆者の方たちや、今いる選手たち、未来ある選手のために、このような道をこれからもつなげていきたいと思います。選手たちも強いですが、やはり人間です。1対1で戦うときは恐怖や不安もありますが、その自分を乗り越えて一歩踏み出し戦う姿、その勇気を見届けていただければと思います。本日は全8試合、最後まで熱い戦いをお送りしたいと思いますので、熱いご声援をよろしくお願いします」と挨拶した。

 大会終了直後の取材に藤井CSOは「選手の皆さんの熱気、勝ちにいくぞ! 倒すぞ! 極めるぞ!という気持ちにあふれた大会だった。すごくいい大会になったと思う。会場のお客様も温かく見守ってくださって、拍手して頂いたりと、みんなでいい大会を作れたなというのはあります」と大会を振り返った。

 セミファイナルが一本勝ち、メインがKO勝ちとフィニッシュの見られる試合になったことも大きく大会を盛り上げる要因となった。藤井CSOは「そこまでの試合の流れもすごくいい試合だったし、技術の攻防もあった。最後、セミに関しては逆転一本勝ち、メインは王者のSARAMI選手から新鋭の渡辺選手がKO勝ちということで締めくくるににふさわしい戦いだったと思います」と語った。

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 また、インフィニティリーグに元パンクラス王者の藤野の参戦というサプライズもあったのだが「今日、藤野さんは結構研究されて帰っているんじゃないかと思います。今日、新しく出られた選手もおられるんですが、その選手たちのいいところも試合の中で見られた。1試合終わって、次戦はより成長した姿を見せてくれると思う。勢いのある選手は強いので、そこにベテラン勢がどう立ち向かって壁になってくれるのか。そこでまたいい戦いが見られると思います。1月までそれぞれ4試合。どのカードもすごく楽しみです」と藤野の頑張り、それに立ち向かう若手の奮起にも期待した。

 結果として渡辺の王座獲得、藤野の参戦と若手、ベテランのどちらにも注目が集まる大会となった印象なのだが、藤井CSOも「先駆者の方たちも今日ケージに上がっていただいて、若手の皆さんの勢いに負けないうまさなどを見せてくれたし、若い選手は若手らしい勢いのある戦いを見せてくれたので、女子格闘技を頑張っている皆さんで盛り上げられた大会になったと思います」と出場選手全員の頑張りを称えた。

 次回大会については「まだ決まってなくて。でも次も総合の試合と今日のようなグラップリングとか柔術の組み技の強豪選手にどんどん出てきてもらいたいと思っています。やはり出る場があると輝ける女性が増えると思うので、総合に限らず組み技の試合も入れさせてもらいたいと思います」と今後の展望を語った。

プロフェッショナル修斗公式戦「Colors(カラーズ) Produce by SHOOTO」(5月21日、東京・ニューピアホール) ◆メインイベント・第7試合 世界女子スーパーアトム級チャンピオンシップ5分5R ○SARAMI(王者・初防衛戦/パンクラスイズム横浜)(2R2分36秒、TKO)渡辺彩華(挑戦者・同級2位/AACC)● ◆第6試合 女子アトム級5分3R ●古賀愛蘭(BURST)(3R2分30秒、スリーパーホールド)ジェニー・ファン(AACC)○ ◆第5試合 女子アトム級5分3R ○中村未来(マルスジム)(判定3-0=30-27、30-27、29-28)川西茉夕(BURST)● ◆第4試合 COLORSグラップリングルール 53kg契約8分1R △前澤 智(リバーサルジム東京スタンドアウト)(時間切れ引き分け)杉内由紀(ポゴナさいたま)△ ◆第3試合 インフィニティリーグ2023 女子ストロー級5分2R ○杉本恵(AACC)(判定3-0=20-18、20-18、20-17)吉成はるか(シューティング宇留野道場)● ※杉本は勝ち点2を獲得 ◆第2試合 インフィニティリーグ2023 女子ストロー級5分2R ○宝珠山桃花(赤崎道場A-SPIRIT)(1R4分19秒、スリーパーホールド)エンゼル☆志穂(GSB多治見)● ※宝珠山は勝ち点4を獲得 ◆第1試合 女子アトム級5分2R △渡辺久江(ZERO)(判定1-0=20-19、19-19、19-19)玉田育子(AACC)△ ◆オープニングファイト COLORSグラップリングルール 49kg契約5分1R △井上愛羅(ストライプル茨城)(時間切れ引き分け)NOEL(AACC)△

 
   

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