1. 豚ひき肉に下味をつける
豚ひき肉をボウルに入れ、塩・フェンネルパウダー・赤ワイン・にんにく・胡椒を加え、しっかりと粘り気が出るまで手でこねます。
弓削シェフ曰く「フェンネルパウダーが手に入らない場合は、クレイジーソルトを使ってみてください」とのこと。クレイジーソルトを使用する場合は塩を使用せず、同じ分量をクレイジーソルトで代用してください。
2. ピーマンの下処理をする
ピーマンを縦半分に切り、種を取ります。
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焼いた時になるべく肉が剥がれないようにするため、ピーマンの内側に小麦粉で打ち粉をします。
3. ピーマンに豚ひき肉を詰める
ピーマンに、下味をつけた豚ひき肉を詰めます。
弓削シェフ曰く、ポイントは「ピーマンの2倍くらいの厚み」で薄く詰めること。
「主役はあくまでもピーマン」なので「満足感が同じどころか、こっちの方が大満足」の仕上がりになるそうです。
ひき肉が余ってしまった場合は、無理にピーマンに詰めるのではなく、パスタなど別の料理にご使用ください。
4. フライパンで焼く
フライパンにオリーブオイルを入れたら、ピーマンの面を下にし、強火で焼きます。
弓削シェフ曰く「ピーマンを焦げるくらいしっかり焼く」のがポイントなのだそう。
ピーマンの側面も忘れずにしっかり焼きます。目安はこれぐらいです。
焼き目をつけることで「ピーマンの甘味が際立つ」のだそうです。
ピーマンに焼き色がついたら裏返して肉側を焼きます。
肉に火が通ったら皿に盛り付け、粉チーズ・粗塩・オリーブオイルをかけたら完成です。
もし、食卓にこの一品を出して「失敗」を疑われたら「まぁ黙って食べなさい」と言って食べてもらうと印象が変わるという弓削シェフ。
一口食べれば「腕上げたね」と褒められること間違いなしと自信満々に話します。計算し尽くされた一品は、老若男女に愛される味のようです。
このレシピについて、ネット上では「ピーマンは焦がした方が美味しいんですね」「今まで肉詰めのピーマンが固く感じていた疑問が解けました」「イタリアンな味付けを楽しめました」「ビールが進む!」と、シェフの技が光るレシピを絶賛する声が上がっています。
また「食べる時は、ピーマン下の方がおすすめ」とのこと。より香りを楽しむことができるのだそうです。
食事としてはもちろん、おつまみにもぴったりな絶品レシピ。ピーマン嫌いな人が身近にいたら、振る舞ってみてはいかがでしょうか。
■画像、レシピ提供:シェフ・弓削啓太シェフ
1985年11月3日 佐賀県鳥栖市生まれの弓削シェフは、パリの三ツ星レストラン「ギ・サヴォワ」で修行した経験を持ち、帰国後はサローネグループに入社。フレンチからイタリアンの世界に飛び込みました。現在は、サローネグループ本店である横浜サローネ2007の料理長を務めています。
さらに、2019年10月には、イタリア最大手のパスタメーカー「バリラ」が主催する国際パスタ競技大会である「
パスタ・ワールド・チャンピオンシップ」で優勝し、パスタで世界一位に輝きました。
そんな凄腕を持つ弓削シェフは、シェフとして料理をふるまう傍ら「家庭で簡単に本格的な味わいを楽しんで頂ける」ようにと、YouTubeチャンネル「yugetube」(ユゲチューブ)を開設。今では、チャンネル登録者数が17万人超える人気チャンネルとなっています。
【yugetube】
https://www.youtube.com/channel/UCdl1TIeyHcYr3mMB8x0f3FA
弓削シェフのレシピはYouTubeのほかにも以下の書籍などで見ることができます。
・「パスタ世界一」がかなえる至福の家イタリアン
・「パスタ世界チャンピオンが教える おうち激ウマパスタ」