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新しい学校のリーダーズ、東阪Zeppワンマンツアーファイナル。世界中で青春日本代表を掲げるストーリーは続く

DI:GA ONLINE

新しい学校のリーダーズ a.k.a. ATARASHII GAKKO!
日本にいるけど一時帰国ツアー2023
2023年5月2日(火) Zepp Shinjuku (TOKYO)

新しい学校のリーダーズが5月2日(火)にZepp Shinjuku (TOKYO)にて、全国ツアー「日本にいるけど一時帰国ツアー2023」のファイナル公演を行った。

2015年に結成されたSUZUKA、RIN、MIZYU、KANONからなる4人組のダンスヴォーカルパフォーマンスユニット新しい学校のリーダーズは、2017年にH ZETT Mのプロデュースでメジャーデビューし、2020年3月には昭和歌謡とエレクトロを融合させた配信シングル「オトナブルー」をリリース。同年の春には東阪ワンマンライブ「無名ですけど凱旋ワンマン」を開催、2021年1月には88risingから全世界デビューを果たした。状況が一変したのはそれから2年後。2022年にTikTokで「オトナブルー」の“首振りダンス”がバズり、25億回の再生回数を突破。それをきっかけに2023年4月にMVがYouTubeで公開されると、1400万回の再生回数を超え、4月のYouTube週間チャートでは2度の1位を獲得。「THE FIRST TAKE」や「ミュージックステーション」、「オールナイトニッポンX」などの人気番組からもオファーが殺到。知名度が一段と上がり、YouTubeのチャンネル登録者数は95万人、TikTokフォロワー600万人、SNSの総フォロワー数は1200万人を突破。4月30日(日)にZepp Osaka Bayside、5月1日(月)と2日(火)にZepp Shinjuku (TOKYO)で行われた本ツアーは3日間ともソールドアウトとなり、超満員のフロアは開演前から期待と熱気で溢れかえっていた。

学校のチャイムに続くオープニングナンバーは、ドラマ「対ありでした。~お嬢さまは格闘ゲームなんてしない~」の主題歌でもある「青春を切り裂く波動」。MIZYUがでんぐり返しをし、メンバーが全力のオタ芸を披露し、ヘドバンも繰り出す。<格ゲーに熱中する女子高生>と<青春日本代表として世界にはみ出し続けるリーダーズ>には共通する部分があるのは間違いない。2曲目はMIZYU、KANON、RINの3人による美しいブリッジからSUZUKAを葬列のように持ち上げるなど、アクロバティックなフリが盛り沢山な「最終人類」。SUZUKAがお立ち台に上がって観客のクラップとジャンプを煽ると場内の熱気は一気に上昇した。この数ヶ月で注目度は飛躍的と言えるほど高まり、この日も入場から大きな歓声があがったが、どれだけお客さんが増えたとしても、彼女たちが歌やパフォーマンスを通して伝えたいのは、「今を全力で生きていれば、年齢に関係なく、いつでも青春だ」という思いであることに変わりはない。この日も彼女たちは、全身全霊でパフォーマンスし、声や体、様々な感情を情熱的にぶつけ合って瑞々しく眩しい青春を体現してみせ、観客の“今、この瞬間”を存分に楽しませてくれた。

さらに、本公演はEPのジャケットに描かれているタンチョウツルに乗ったメンバーと一緒に様々な世界を旅するというコンセプトも設けられていた。アメリカの音楽レーベル88risingからグローバルリリースされた「The Edge」やマニー・マークがプロデュースしたテクノポップ「CANDY」が並んだ第一の世界は<カラフルな世界>。ローファイ・ゲームやネオンカラーなどの日本のポップカルチャーの世界が展開されたかと思いきや、80’S風味のシンセポップ「BABY」ではスクリーンに4人の赤ちゃんの頃の写真が映し出され、SUZUKAが出産したRINは4つんばいになってステージ上をハイハイしながら散策。第二の世界に向かう道中で<ぐにゃぐにゃの世界>へと迷い込み、サイケデリックディスコ「Fantastico」では突然、リンボーダンス大会が開催され、パントマイムやミュージカル調の芝居まで発展。オルタナティブなヒップホップ「WOO!GO!」では会場を巻き込んで踊り、みんなで万歳するほどの盛り上がりとなった。

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ここでフロアはもちろん、ステージ上の明かりも全て消え真っ暗に、第二の世界である<漆黒の世界>へ。サーチライトを手にしたMIZYU、KANON、RINの3人のみで始まる「HANAKO」は、学校ホラーの定番「トイレの花子さん」をテーマにしたテクノポップで、ステージ2階部分に設けられた扉から行方不明になっていたSUZUKAがトイレットペーパーを持って登場。

「Suki Lie」、「Giri Giri」を経て、第三の世界である<荒れた学校>に到着。バイクのアクセルを蒸し、セーラー服から学ランへと着替えた4人はマニー・マークプロデュース曲「Pineapple Kryptonite」のスペシャルミックスバージョンで激しいアクションを繰り広げると、観客は手を上げ、踊り、大歓声を上げて熱狂。続く「試験前夜」は拡声器で四字熟語をシャウトし、H ZETT M氏と4年振りとなる楽曲「踊る本能001」を披露。

タイムスリップし、スクリーンには「CAR NON」や「未慈雨」「巣図化」「隣」というネオン看板が立ち並ぶ歓楽街が映し出された。やがて、スナック店内のカラオケの画面とともに、MCとしてジョニ男が登場し、昭和の世界へと誘っていく。大ヒット中の「オトナブルー」からは、第四の世界<昭和>だ。お馴染みの“首振り”ダンスはもちろんだが、3人の無機質なコーラスワークと、SUZUKAのドスの効いたコブシとエモーショナルな歌声の対比は、生で聴くからこそのダイナミズムがあった。ローソファーに座り、サイドテーブルに手を置いて歌った「乙女の美学」から和傘を使ってパフォーマンスした「雨夜の接吻」。そして、「ストリッパーに栄光を」ではKANONとRIN、RINとMIZYU、SUZUKAとMIZYUとフレーズごとにペアが移動。ユニークなダンスだけでなく、異なる個性を持った4人の歌声の組み合わせの面白さやそれぞれの歌の魅力を感じさせてくれるパートとなっていた。

デビュー当時の名ナンバーと紹介された「キミワイナ’17」ではバレリーナのように舞いながら、マラソン大会の“あるある”を歌とダンスで表現すると、いよいよラストスパートへと突入。世界デビュー曲「NAINAINAI」ではビートに合わせて観客が一体となって手を上げ、「透明ボーイ」では、メンバーと観客がバイバイと手を振り合い、この日一番大きなボリュームのクラップがフロアに鳴り響いた。そして、映画「ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー」の主題歌の「じゃないんだよ」でステージ上から、まるでヒーローのような眩しさを放つと、SUZUKAは「まだまだいろんな世界に行くぞ!これからもよろしく」と叫び、タンチョウヅルのヘッドが付いた自転車に四人で乗り込んでステージを後にした。

「はみ出し」コールが巻き起こったアンコールでは、SUZUKAは「今、チャリンコでデンマークくらいまで行ってたんですけど、アンコールの声が聞こえたんで戻ってきました」と笑いを誘った後、「我々は最近、特にたくさんの方に知っていただいているんですね。8年やってきた上で、もう一息いけるんちゃうか、と。まだまだ止まんねえよ」とスカートをあげてソックスを掲げると、フロアからは大きな拍手と歓声が上がった。そして、最後に「みんな、青春について心に刻めてますか?今を全力で楽しんでいれば、青春。年齢なんて全く関係ありません」と伝え、「みんなと、もっともっと大きな世界へ、もっともっと大きな世界を味わいたい。これからも頑張りますのでよろしくお願いします」と声を張り上げ、4人で深々と丁寧に礼。彼女たちの本質である“青春”や“情熱”が詰まった「迷えば尊し」では手を通して愛を伝え合いながら、曲中で改めて<青春日本代表を掲げ続けていくので、みんなもついて来てください!>と呼びかけ、4人で仲良く手を繋いで下校し、大ブレイクの真っ只中で開催されたツアーの幕は熱狂のうちに締め括られた。
また、10月29日(日)に東京体育館にて初のアリーナライブを行うことを発表。「胸熱です」と語った新しい学校のリーダーズの青春日本代表を掲げるストーリーはまだまだ続く。

SET LIST

01.青春を切り裂く波動
02.最終人類
03.The Edge
04.CANDY
05.BABY
06.Fantastico
07.WOO!GO!
08.HANAKO
09.Suki Lie
10.Giri Giri
11.Pineapple Kryptonite SPMIX
12.試験前夜
13.踊る本能001
14.オトナブルー
15.乙女の美学
16.雨夜の接吻
17.ストリッパーに栄光を
18.キミワイナ’17
19.NAINAINAI
20.透明ボーイ
21.じゃないんだよ

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