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大谷翔平「二刀流なんて無理」公言してきた張本、佐々木、清原各氏に聞いてみた「いまの大活躍どう思う?」

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 また2021年4月、『サンデーモーニング』(TBS系)に出演した際は、前年から打撃フォームを変えた大谷に対し、「必ず打てなくなります、今のままでは」と指摘した(同年は46本塁打、100打点でMVPを獲得)。

 

 また、佐々木主浩氏と清原和博氏は、2015年に本誌の対談企画で次のように語っていた。

 

「メジャーで二刀流は絶対ありえない。今20歳(当時)で、ここからの3、4年が体を作るのに大事な時期。でもピッチャーとバッターじゃ、使う筋肉が全然違うからね。いちばん伸びていく時期に両方やらせるのはどうかと思うね」

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 と、率直に否定する佐々木氏は、さらにこう強調した。

 

「俺がもし監督なら、絶対に投手に専念させる」

 

 一方の清原氏は、大谷の打撃を評価していた。

 

「インコースは肘をたたんで打てる、アウトコースはレフトに強い打球も打てる。バッティングのうまさを感じる。バッターに専念すれば2000本安打は軽くクリアだろうね」

 

 他方、二刀流を続けた場合、「ピッチャーで10勝そこそこ、バッターでホームラン20本そこそこ」と語っていた。

 

“二刀流反対論者” の3氏に、現在の大谷の活躍への見解について取材を申し込むと……。

 

 急先鋒といえる張本氏は、「この件に関しては答えないことにしています」と、あっさりコメントを拒否。お馴染みの「あっぱれ!」でも言ってほしかったものだが……。佐々木氏、清原氏からは回答がなかった。

 

 ノムさんこと、故・野村克也氏も、「二刀流は大反対」と発言していた。

 

 2013年のルーキーイヤーを二刀流で迎えた大谷翔平に対し、「プロを舐めるなよ!」と、本誌で語っていた。しかし、その考えも徐々に変わっていったと、野村氏の元マネージャー・小島一貴氏が回想する。

 

「投打ともに活躍し始めると、そのトーンは変化していきました。劇的に変わったのは、2016年に監督(野村氏)と大谷選手が、ある雑誌で対談したとき。

 

 大谷選手が読書好きでストイックに野球に打ち込んでいると話すと、監督は『我々のころとは大違い』とベタ褒めでした。2015年に最多勝と最優秀防御率のタイトルを獲り、2016年には22本塁打をしたことで、監督も大谷選手の実力を認めるようになりました」

 

 残念ながら、野村氏は2020年2月に逝去したので、二刀流が本格化した2021年以降の大谷を見ることはできなかった。天国で、“モンスター級” の活躍に感服しているに違いない。

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