しかし、ネット上では「月9」というフレーズに対し、
《月9なんて言葉は若い人たちには分からんでしょ》
《もうドラマをリアタイで見る事ないんで、何曜の何時でもいいんですけど》
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《月9というのはフジテレビだけのものではないはず》
《ゴールデンという概念も希薄なのに、いまだに月9アピールしているのは古い》
などと、冷めた声も多く聞かれる。
「週の頭の夜9時台に、見たいドラマがちょっとキラキラしたラブストーリーだったことから『月9=恋愛ドラマ』というブランドが確立されました。しかし、視聴率が取れなくなっていったことで、2018年1月期の『海月姫』以降、恋愛に主眼を置かれたドラマは作られていません。
とりわけ、『教場』は重い空気感を持つ作品です。いまは見逃し無料配信動画サービスもありますし、作品自体が当初の『月9』のコンセプトとはかけ離れてきています」(芸能ライター)
そんな空気を木村本人も感じているのか、4月3日におこなわれた完成披露試写会では「いまや『何曜日の何時』というより、作品自体の力がないと、見てくれる方々に楽しんでもらえないのではないか、という個人的な意見を持っています」と語っている。
「司会を務めた西山喜久恵アナから、本作は『挑戦』であるのかを聞かれた木村は、『挑戦しているのは、フジテレビの方々でしょう』と返答し、会場の笑いを取っていました。おそらく、本人も『月9』向きではないということがわかっているようでしたから、大コケした時の予防線を張っていたようにもうつりました」(前出・芸能ライター)
風間公親という役は、木村も気に入っているといわれているが、果たして代表作となっていくのか、それとも「月9」ブランドにおける“黒歴史作”となるのか――。