◆目的を明確にして行動を起こす パリのやる気は本物
パリの自転車専用レーンの整備は着々と進んでいるが、残念ながらすべてを今すぐ改善というわけにはいかず、大きな交差点など、まだまだ自転車には不向きな場所もあるという。それでも、自動車優先で自転車レーン設置の議論が遅々として進まない北米などに比べれば、路上の駐車スペースを撤去してでも推し進めるパリの改革からは、本気度が伝わってくる。
AFPによれば、2024年のパリ五輪に向け、市内の中心と競技会場を結ぶ自転車道も建設中だ。「サイクル・シティ」としてのパリの存在を、世界に示す好機となりそうだ。