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フィリピンバスケ界の将来を担うカイ・ソットが語った来日の理由と自身の現在地

バスケットボールキング

◆Bリーグ入りを後押しした祖国の先輩

 近い将来、NBAドラフトに指名されるのではないかと期待されているフィリピン出身のビッグマンが、オーストラリアを経てBリーグでのプレーを選択した。2月に広島ドラゴンフライズに加入したカイ・ソットだ。220センチの高身長を活かし、ペイントエリア内でのオフェンス力やリバウンドに定評があり、地元でも将来のフィリピンバスケットボール界を担う1人とも言われている存在だ。

 Bリーグのバイウィーク明けの3月からコートに立ち、全7試合においてスタートで出場。平均12.4得点、リバウンド7.1本と活躍を見せ、さらに平均ブロック数も2.1本と攻防においてチームに貢献しているように思われた。

「NBL(オーストラリア)のシーズン終了後、1週間フィリピンに戻って休めて、リフレッシュできました。そこから広島に来たので、コンディションはいい感じです」と自身の状態を3月26日開催の富山グラウジーズ戦後に語ってくれたソット。一方のプレー面ではBリーグデビューから時間が経ち、少し苦しんでいる様子だ。

「最初の方の試合では、いいパフォーマンスが出せましたが、今は苦戦しています。フィルムを見直して、自分の持ち味でもあるオフェンス面でアグレッシブにプレーをして、よりチームに貢献しないといけない」

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 しっかりと現在地を把握しながら前に進もうとしているソットに対して、チームを率いるカイル・ミリングヘッドコーチはそのポテンシャルを評価しつつも、さらなる成長に期待を寄せた。

「非常にスマートな選手なので、すぐにチームにも溶け込んでくれました。カイはまだ20歳、まだまだ努力も必要だし、もっと改善できる。チームに合流してから試合が続いている中で、彼がチームを知っていくのと同時に、チームが彼のことをもっと知る必要性があります。それでもチームにとって非常に大きい存在で、今後ビッグラインナップ実現の可能性も含めて、目標のチャンピオンシップ(以下CS)進出をつかむためには必要な存在です」

 NBLでのシーズンが終わったあとも高いレベルで継続的にプレーをしたいと選択したのがBリーグだった。その理由にはすでに日本でプレーしている先輩たちの存在が大きくあった。

「Bリーグでプレーしている同じフィリピン人のキーファー・ラベナ(滋賀レイクス)やドワイト・ラモス(レバンガ北海道)に色々と聞いたところ、『Bリーグでプレーするのは良いことだよ』とアドバイスをくれました。そこで代理人にBリーグでのプレーを模索してほしいと伝えると、広島がオファーをしてくれたことで、今自分はここにいます」と、広島入りの経緯を振り返る。

◆同胞の声援を受け、CS出場を目指す

 さらに「広島は非常にいいチームです。加入前に映像を見た中でドウェイン・エバンスは本当に素晴らしく、他のチームメートも全員が素敵で、周囲に恵まれながらプレーできています。(広島は)大きい街だけど、とても平和で心穏やかにいられる場所です」と広島のチームと街を気に入っている様子だ。

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