あれから2カ月経とうとしているが、事件に進展はあったのか。岐阜県内にある少年の自宅を訪ねると、母親が応対してくれた。
訴訟の状況や警察とのやり取りなどについて尋ねてみるも、守秘義務があるのか「なにもお話できないんです。本当に遠くからきていただいて、申し訳ないです」と口をつぐむ母親。
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しかし、一部では高校を自主退学したとも報じられた少年の様子について聞くと、退学については明かさなかったものの、こう語った。
「まだ、すごく反省しております」
ネット上での少年への過剰な批判を諌める声も少なくない。そのことへの見解を聞いてみると――。
「悪いのは私たちなので。それはもう悪いことをした結果なので、それは仕方ないことだと思っています」
最後に少年の今後について「まだそこまでは考えられていません。まだ何も進んではいない状態です」とした上で、「すみません。お話できないことばっかりで……」と記者に頭を下げた。
事件直後は質問に対してはっきりと回答していたが、守秘義務などからか一転して沈黙モードに転じた母親。
「FLASH」の記事では、母親の様子について《長い髪を後ろで束ね、化粧っ気はない。淡い色で統一された装いは地味だが、少年に似て整った顔立ちだ》と記されていた。しかし、今回は目元のシワが増え、顔色も悪く、気苦労が伺いしれる印象だった。
母親のサポートを受けながら、深い反省の上に立っている少年。更生への道は始まったばかりだ――。