山下真司/東京・尾山台【SUSHI IZAKAYA 楽 GAKU HAWAII】にて
山下真司 躊躇していた『スクールウォーズ』への出演…「『ダサい』と言われること怖かった」
霧雨が降る夕方、黒のライダースジャケットでキメた山下真司が小走りでやって来た。
「お待たせしました。山下です」
待ち合わせ時間の10分前だったが律儀に頭を下げ、自ら引き戸を引いて店内に案内してくれた。金曜日ということもあり、ほぼ満席である。
「ご迷惑をおかけします」
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周囲に挨拶をしながらカウンター席に座り、生ビールとお気に入りの「白身魚三種のカルパッチョ」を注文した。
「ハワイが好きで、コロナ禍前は年に2回ほど行っていました。そのときよく、こちらの大将が腕を振るっていた創作和食の店で食事をしたんです。6年前、帰国した大将が『楽』をオープンさせたことを友人から聞き、それからは2週間に一度お邪魔しています」
山下はビールグラスを持ちながら、18歳で上京したころのことから話し始めた。
大学に通いながら六本木の飲食店でウエイターのアルバイトをしていた。すると、業界関係の客から『モデルをやってみないか』と声をかけられた。20歳のときだった。
「漠然と役者を目指していましたが、劇団に入ると稽古でバイトもままならず生活が苦しくなるイメージがありました。だけど、モデルはその心配がなさそうなので飛び込みました」
最初こそチラシのモデルをしていたが、次第にファッションショーや飲料のCMなどにも起用され、収入は増えた。
2023年11月11日